2018年10月26日に発売された「iPhone XR」
iPhoneXRのバッテリー容量は「2,942mAh」
「iPhone XS」や「iPhone XS Max」よりも小さい容量ですが、ディスプレイ解像度の違いによりバッテリー駆動時間はXRが最も優れています。また新モデル(XS・XS-MAX・XR)は、すべてワイヤレス充電(Qi)に対応し、いよいよiPhoneも本格的なワイヤレス充電の時代になってきそうです
当記事では、iPhoneXRに変えたらワイヤレス充電を試したいと思っている方に、おすすめのワイヤレス充電器を紹介していきます。
目次(ページコンテンツ)
ワイヤレス充電器の選び方
iPhoneXRのワイヤレス充電器を選ぶ際には、それぞれ求める条件に合ったメリットや選び方があります、3つのポイントに分けて紹介するので参考にしてみてください。
充電式タイプで選ぶ
ワイヤレス充電器には、2種類の充電タイプがあります。「デスク」「床」「寝室」など置く場所によって使いやすさも変わってきます。使い方をイメージしながら、どちらのタイプがいいか選んでみましょう。
スタンドタイプ
スタンドタイプは、立て掛ける面積が大きくて置いたときの安定感が特徴です。また「Face ID」のロック解除や充電したまま動画の視聴もできますし、少し離れていても画面が見えるので、通知の確認ができるのもメリットになります。持ち運びには不便ですが。寝室のサイドテーブルや職場のデスクで使うのに向いています。
パッドタイプ
パッドタイプは、とにかくスタイリッシュで、部屋の雰囲気の邪魔をしないのが魅力。パッと上に置くだけというシンプルさはスタンドタイプより使い勝手の良さがあります。パッドタイプは、高さ(厚さ)がないので、机や床、ベッド脇など場所を選びません。リビングにあれば家族みんなで使うこともできます。
XRのサイズを確認!
iPhone XR 本体サイズ | |
高さ | 150.9 mm |
幅 | 75.7 mm |
厚さ | 8.3 mm |
iPhone XRはコンパクトな設計ですが、充電器(パッドタイプ)の置ける面積が小さすぎると、置いたとき”ぐらぐら””して安定感がなくなることもあります。パッドタイプのワイヤレス充電器を購入するときはサイズに気をつけましょう。
充電速度と機能で選ぶ
充電スピードは、出入力のワット(w値)アンペア値(A値)、電力交換率が高いほど充電できるスピードが速くなります。XRは、Xと比べても充電スピードが高速化がされていますが、よりその性能を生かすなら「急速充電式」や「出力の高さ」に注目してみましょう。充電に掛かる時間は、7.5w急速充電なら「フル充電=2時間」がひとつの目安になっています。
ほかに注目したい機能としては、「温度調節機能」があります。これは充電しているときにスマホの温度が高くなりすぎることを防いでくれる機能。スマホ温度が高くなるとバッテリーの劣化が早くなってしまうので、スマホの寿命を長持ちさせるのに役立つ機能といえます。
充電の豆知識
ワイヤレス急速充電(出力)について、少し詳しく説明します。ちょっぴり専門的なので、興味がない方は飛ばしてください。
一般的なスマホ充電の出力は「5v1A=5w(5ワット)」が一般的な出力で、これを「通常充電」と呼びます。iPhoneを購入すると付属品として充電アダプタが付いきますが、あれが「5ワット出力」の通常充電アダプタになります。これより充電スピードが速いもの。つまり「出力:5ワット以上の充電器」が急速充電や高速充電と呼ばれています。
最近は、ワイヤレス充電器でも「出力:10ワット~15ワット」のワイヤレス充電器が登場してきていますが、「iPhone XR」は、7.5ワットの出力対応になっているので、10ワット出力の充電器を使っても、10ワットの急速充電はできません。
機種 | 最大対応出力 |
iPhone(XS/Max/XR) | 7.5w |
iPad | 10w |
Galaxy s9 | 15w |
では「7.5ワット出力」の充電器を選べばいいのか?というと、そうではありません。10ワットに対応している機器「iPad」「Galaxy」などを充電する場合、10ワットの急速充電ができます。「7.5w/10w/15w」など幅広い出力で対応できるワイヤレス充電器が今後のことを考えると最も使いやすいです。
今後アップルも間違いなく対応出力を上げてくると考えられるので、今だけじゃなく、他の人が使わないか?自分の持っている他のデバイスに対応しているか?を考えてみると、より効率の良い充電環境が作れます。
充電コイルの数で選ぶ
ワイヤレス充電器に搭載されるコイル数(大きさ)が多ければ、充電できる範囲が広くなります。範囲が広くなれば、ケースを付けたままでも充電ができますし、スマホを置く位置が少しズレても、しっかり感知して充電してくれるようになります。
もちろん、コイルの数が増えれば少し価格が高くなりますが、便利さを求めるならコイル数は2つ以上(数は1つでも大きいサイズ)のものを選びたいところです。
おすすめのワイヤレス充電機 スタンドタイプ
Belkin BOOST UP
急速充電 | あり |
温度調節機能 | あり |
コイル数 | 1 |
カラー | ブラック&ホワイト |
縦置き横置きに対応したワイヤレス充電器。iPhone→7.5W、Galaxy→最大9Wと、それぞれのモデルに最大速度で充電ができます。高級ブランド「ベルキン」が手頃な価格で買えるのが嬉しいポイント。付属のクイックチャージ3.0(QC3.0)対応のUSB充電器とmicro-USB充電ケーブルでQC対応スマホを充電すると、わずか35分で0%から80%まで充電可能です。Androidを使っている家族がいるとかなり重宝できます。
Seneo Wireless Charger
急速充電 | なし |
温度調節機能 | あり |
コイル数 | 3 |
カラー | ブラック |
iphoneを1cmくらいまで近づけるとしっかり感知(反応)してくれます。離れた分だけ充電スピードは遅くなりますが、手帳ケースでも問題なく充電できるのは嬉しいですね。さすがにコイル数が3つになると感知してくれる範囲も明らかに違ってきます。5w出力なので急速充電はできませんが、職場デスク用として使用中。【メーカー保証18カ月】
Anker PowerWave 7.5 Stand
急速充電 | あり |
温度調節機能 | あり |
コイル数 | 2 |
カラー | ブラック |
アンカー好きとしては、会った人全員におすすめしているワイヤレス充電器。これひとつで「5ワット/7.5ワット/10ワット」の通常~急速充電に対応してくれます。互換性が抜群で、メーカーや機種関係なく、規格に合った対応出力に合わせられるので充電が速いってなんの。元々グーグルのエンジニア達が立ち上げたブランドで、より信頼性を求めたいって人にもおすすめです。【18ヶ月のメーカー保証あり】
NANAMI
急速充電 | あり |
温度調整機能 | あり |
コイル数 | 2 |
カラー | ホワイト / ブラック |
5ワットの通常充電に比べて、充電速度が最大1.4倍。10ワットの充電スピードはやっぱり速いです。コイル数は2つで、プラスチックの4mmケースで動作確認。カラーは2色ですが色が選べる充電機が少ないので、見た目も気にしたいユーザーにとっては選択肢があるのは嬉しい。レビューを見てもAmazonで売れ筋1,2を争っているなスタンド充電器だと思います。
Logicool
急速充電 | あり |
温度調節機能 | あり |
コイル数 | 1 |
カラー | ホワイト |
ロジクール「POWERED iD20」は、今回紹介するスタンドタイプの中では約8,200円と価格が飛び抜けていますが、LogitechとAppleが共同開発し、最近発売されたばかりのワイヤレス充電器です。
iPhoneにもっとも最適化されていて、iPhoneのデザイン性との統一感はどのメーカーも勝てそうにありません。充電器の内側幅は85mmになっていて、新型モデルに対応しています。
おすすめのワイヤレス充電機 パッドタイプ
Belkin【アップルストア限定】
Boost Up Special Edition ワイヤレス充電器
急速充電 | あり |
温度調節 | あり |
コイル数 | 1 |
カラー | ホワイト/スペースグレイ |
Appleストア限定で販売されているワイヤレス充電器。充電出力はiPhoneに合わせた最大7.5W。最大3mmの厚さのケースに対応しています。見た目はステンレススチール製のベースと鏡面研磨によるクローム仕上げで、かなり高級感があります。価格は約8,000円。【2年保証あり】
Belkin BOOST UP PAD
急速充電 | あり |
温度調節機能 | あり |
コイル数 | 1 |
カラー | ホワイト&ブラック |
ITアクセサリーの米ブランド「ベルキン」の最新ワイヤレス充電器。このモデルは「最大出力10w」で、アップルストア限定モデルより高い出力になります。iphoneに合わせたというより、他メーカーの10w出力に対応する互換性の高いモデルを投入してきたという印象です。iPhoneなら3時間台、GalaxyS9なら2時間40分でフル充電ができます。【3年保証あり】
Anker PowerPort Wireless 5 Pad
急速充電 | なし |
温度調節 | あり |
コイル数 | 1 |
カラー | ブラック |
Anker(アンカー)から2017年発売されたロングセラーのワイヤレス充電器。ただ急速充電はできないので、速度は速くないですが、購入から2年も安定して使えています。アンカー好きになったキッカケの製品なので、個人的には愛着があります。価格は1,000円台なので、ワイヤレス充電を試してみたいという人におすすめです。
Anker PowerPort Qi 10
急速充電 | あり |
温度調節機能 | あり |
コイル数 | 1 |
カラー | ブラック |
Anker(アンカー)のワイヤレス充電器。iPhoneには5W出力と少し遅いですが、GALAXYシリーズには10W出力に対応していて充電スピードも速いです。パッド本体の厚さは7mm、重さ63gです!持ち運びが簡単にできるのが魅力。主に家族共有スペースに置いて、iPhoneやGalaxyに使っていて、動作も安定しています。
40s
急速充電 | あり |
温度調節機能 | あり |
コイル数 | 1 |
カラー | シルバー / ブラック |
ベース部にファブリック素材を使っている珍しいワイヤレス充電器。置くときに感触がやさしいのは新鮮。対応出力は「5W/7.5W/10W」と幅広くて、iphone以外のデバイスにも使えるので、充電器の中でも差別化されていると思います。保証期間に少し短さを感じますが、日本発ブランドなので品質は高いです。【保証期間は1年】
まとめ
Amazonを見るとワイヤレス充電器の選択肢はとても多いように見えますが、信頼性のフィルターを通すと選択肢は意外と少ないです。よく分からないメーカーのほとんどは中国製になります。その中国製品すべてが悪い製品ではないですが、不自然に評価が高い製品はおすすめしません。
ワイヤレス充電器は基本的に家で使うものなので、ショートして火がでる危険もあります。よく電車内でモバイルバッテリーが溶けたとか、煙が出たというニュースになっていますが、想像しただけでも過充電の危険さは分かると思います。そういったトラブルを避けるには ”メーカーを見る” ”価格を見る” ”本物の口コミか?を見分ける” こと。くれぐれも「値段が安い」「充電が早い!」という面だけで選ばないようにしたいですね。