どうもマグです!
今回は、SOUNDPEATS(サウンドピーツ)から発売しているインナーイヤー型ワイヤレスイヤホン「Air3 Deluxe HS」を徹底レビュー!
このイヤホンは、インナーイヤー型として、世界で初めてハイレゾ認定を受けた SOUNDPEATS の最新モデルです。
今回、メーカーさんから製品提供いただきました。いつも通り忖度のないレビュー評価となっています。
良い悪いもすべてこのレビューに詰め込んでいるので、このモデルが気になっている方は参考にしてみてください。
外観
まずはじめに「Air3 Deluxe HS」のデザインやサイズ感をチェック!
さっそく開封しちゃいます!
全体的にシンプルで、真面目なパッケージ・デザインには好感。
同梱されているのは
・ケース
・イヤホン
・USB-A to USB-C ケーブル
・取扱説明書
全部で 4 つになります。
ケースサイズは「6cm×2.3cm×4.8cm」
イヤホンの重さは「36グラム」
取扱説明書は、7か国語に対応しており、日本語以外にも英語、フランス語、スペイン語があります。実は中国メーカーのガジェットって外人へのプレゼントにも意外と使えるんですよね。
注目したい機能
Air3 Deluxe HS の機能的なポイントを紹介!
ハイレゾ(LDAC)
Air3 Deluxe HS の機能としては、ハイレゾ対応(LDAC)が特徴となっていて、メーカー側も最大のセールスポイントとして挙げています。
インナーイヤー型イヤホンとしては「世界初」のハイレゾ対応です。
ハイレゾのコーデック規格には、いろいろと種類がありますが、この「Air3 Deluxe HS」はソニーのハイレゾ規格である「LDAC」に対応しています。
でも個人的にはハイレゾという機能が「ユーザー体験(UX)」を高める機能ではないと感じているので、そちらについては後半で解説します。
ドライバー( 14.2 ㎜ ダイナミック型)
イヤホン本体の中にある「ドライバー(スピーカー)」の「型」と「大きさ」は特徴といえるポイントです。
ドライバー型には、コイルと永久磁石に電気信号を流して振動させる「ダイナミック型」が採用されています。
ダイナミック型は、パワフルな低音サウンドを出せるのが得意で、音圧のあるタイプです。振動板の大きさによって音質が良くなるという特徴をもっています。
「Air3 Deluxe HS」には 14.2mm の振動板が搭載されているため、比較的大きめのサイズ(大口径)となります。
使ってみて感じたこと
では、ここからは実際に使ってみて感じたポイントを紹介していきます!
装着感と扱いやすさ
疲れを感じにくいインナーイヤー型の良さをしっかりと引き継いでいます。
激しい運動などには向かないものの、日常で使うにはストレスが少ない印象です。
装着しているときの不快さがないぶん、長時間のリスニングにも耐えられることはポジティブ。
不満だったのは「ケースからの取り出しにくさ」
これはコンパクトなデザインのため、ケースへの収まりがギリギリ設計になっていることが原因です。
取り出すときに指先が入りにくくて、ケースとイヤホンの磁力も強いため、ここは少しストレスを感じました。ただ指先の細いユーザーならこのストレスは感じないのかも。
再生時間と音質
メーカー公式の発表では、「Air3 Deluxe HS」の連続再生時間は、イヤホン単体で約 5 時間、ケース合わせて約 20 時間。
テスト結果(音量80)は、単体で 4 時間 32 分 10 秒
ケース合わせて 17 時間 19 分 59 秒
時間はデバイス環境や音量で変わるため、リリース通りのパフォーマンスという印象です。
音質については、ダイナミック型14.2mm振動板ということで、イメージ通り「安定した音圧のある低音サウンド」です。
同じダイナミック型モデル TreeFree 2 などと比べても、14.2 mm 大口径サイズの振動板を搭載したことで音質が向上しているのは分かります。
ただ他メーカーと同じく、ハイレゾになったから「めちゃくちゃ良い!」という大きな差は感じられなかったです。
評価と買いたい価格
「Air3 Deluxe HS」の評価は?
モデルカラーは、ブラックとホワイトから選べますが、白は汚れが目立ちやすく、普段使いからはチョット離れてしまう印象があります。
同じ白でも、アップル製の AirPod のようにコーティングがされていると汚れは付きにくいですが、「Air3 Deluxe HS」のようなマットな質感は、表面がエンボス(きめ細かいデコボコ)になっているため、汚れが付きやすいって短所があります。
一方で、見た目のデザイン性や、滑りにくいという機能に優れますが、やはり汚れが目立たない「ブラック」がベストな選択肢といえそうです。
「Air3 Deluxe HS」は、通常価格の 7,000 円台でもコスパを感じられますが、大きなセールかクーポンを使えるタイミングだと 5,000 円台で買えちゃうこともあるため、そっちが断然オススメです。
狙い目は「アマゾンのセール」
セールやクーポンの情報は「SOUNDPEATS 公式サイト」から
音質も低価格帯「Trueシリーズ(サウンドピーツ)」とは比較になりません。
もし 3,000 円~ 5,000 円クラスのイヤホンに満足できないなら、「Air3 Deluxe HS」はステップアップする際の選択肢になります。
音質 | ★★★★☆ |
操作性 | ★★★☆☆ |
価格 | ★★★★☆ |
デザイン | ★★★★☆ |
再生時間 | ★★★☆☆ |
まとめ
音質を評価していますが、ハイレゾに関して、意味があるのかは微妙なところです。
ハイレゾは、あまり人の耳には聞こえない音域(幅)まで再現する技術のことです。
イヤホンなら「40kHz以上」の再生可能が条件となっています。
ハイレゾのサンプリング周波数、ビットレートなどを深く知りたいって方はこちらの記事へ
未だ多くのユーザーから熱狂的な支持のない「ハイレゾ」
支持されない理由は、多くの人が「体験できてない」からです。
つまり、このハイレゾ音質を聞き分けられるのは”耳の肥えた一部のユーザー”だけということ。
では、多くのユーザーに聞こえない「体験」に価値はあるのか
正直、イヤホンも人間の耳も進化しない中で「ハイレゾ(認定ビジネス)」に頼ってしまうメーカーも多いです。ようやく最近、どんなモノやコトをイヤホンと連携させるのか、次第に個性的なアイデアも生まれています。
大事なのはどれだけ多くのユーザーに「すばらしい体験」を用意できるかです。まさに今後の SOUNDPEATS にも期待する部分ですね。
ではまた!