自分の好みではなく、あまり気に入らなかった古椅子
でも捨てるのは、さすがにモッタイナイので、思い切って塗り替えにチャレンジ!
結構うまくいって気に入ったので、今回はその塗装方法を紹介します。
椅子をサクッと DIY 塗装する方法
初心者のわたしでも簡単にできた DIY リペイント術!
準備するもの
道具などは、必要最低限のものをすべて揃えても 3,000 円程です。
・サンドペーパー(紙ヤスリ)
・持ち手
・塗料
・スポンジ or 布など
・塗装する木の椅子
椅子を塗り替える工程
今回は、3つの工程に分けて塗り替えの作業を進めます。
1.荒く削る
まずは、サンドペーパー(粗目#60~80)で古い塗装(椅子の表面)を削っていきます。
木材の研磨も基本的には削り目を揃えるために、木目に沿って1つの方向に削っていくのがコツです。あっちこっちの方向から削ってしまうと、塗装したときに削り目が浮き立ってしまったり、毛羽立ちが起きたりして綺麗な仕上がりになりません。
木目の方向が分からないときは、1度削ってみて、表面に毛羽立ちが起きないか?を確認しながら進めてみてください。
表面を削っていくと、うまく削れない部分(角やフチ)が出てきますが、最初はそこらへんは無視して削れる部分を大まかに削っていきます。
なんとなく全体が削れたら、さくっと次の工程に進みましょう。
2.下地の仕上げ
この工程では、まず使っていた粗目のサンドペーパーを交換
ペーパーを中細目(#120)に変えて、前の工程で削りきれなかった部分を集中的に削っていきます!
特に見える部分は丁寧にやりましょう
隙間を削るときにはペーパーを折ったり、少しだけ削る角度を変えたりして、削り残りがないよう工夫しながらの作業になります。
#120 を使って削り残りがなくなったら、さらに細目(#240)のペーパーに変え、全体が滑らかになるまで削ります。
触った感覚がザラザラからスベスベになったら、下地は完成です。
スベスベでは物足りないくて、ツルツルした触り心地にしたいってときは、極細目(#320)のサンドペーパーを使います。 |
このあとは表面に残った「木屑(木粉)」をエアーで吹き飛ばすのですが、コンプレッサーを持っていない人は、拭き掃除でも大丈夫!
中性洗剤液を水で薄めて、それを布巾に染み込ませ、椅子表面の汚れを取り、仕上げに全体を水拭きをすればOKです。
水拭きしたときの水分が乾いたら、次の塗装工程へ進みます。
3.塗装
今回使った塗料は「ソリッドカラー SC-12 ダークブラウン」
ワックス感覚で塗れる水性ペースト
この塗料は、ウェットティッシュだけでも塗れちゃうので、刷毛(ハケ)を用意する必要もなく、匂いもないため屋内作業に向いています。
色付けのコツは「塗りにくい場所から」
角や裏側の面などが、うまく塗れないときには、ブラシ(歯ブラシ等)の先に塗料をつけて色を馴染ませます。
塗りにくい細部が終わったら、広い範囲を一気に塗って仕上げます。
塗ったあとに色が薄いと感じたら、乾燥後に 2 回目を塗るようにしてください。ソリッドカラーは、約 30 分程度で乾きます。
左:1回塗り、右:2回塗り
これで座部を取り付ければ完成!
まとめ
研磨作業には慣れているのですが、木はあまり経験がないため、1 脚 = 1 時間程掛かってしまい、想像よりちょっと苦労しました。
塗料については、ペンキでもステインでも大丈夫です。
削りの工程が終われば、どちらの塗料でも乗りやすく染み込みやすい状態にはなっているので、あとは用途や質感で決めることになります。
「上塗りタイプ(ペンキ等)」は、木の質感はなくなりますが、防水などの耐性が上がります。反対に「染み込みタイプ(ステイン系)」は、見たとき触ったときに木を感じられますが、表面をコーティングする上塗りタイプと比べると表面耐性は劣ります。
これで座部のシートを変えるとまた違う雰囲気になりそうで、いまはレザー素材を探してます。
思い切って塗り替えをしてよかったです
誰にでもできるレベルなので、もし色が気に入らない椅子があれば、好きなカラーに DIY してみるのもオススメですよ
ではまた!