人気の機種「AQUOS sense8」
発売からもうすぐ1年。日常的に使っていても急速充電ができているか、どうしたら環境をつくれるのか悩むユーザーは意外と多いようです。
そこで当記事では、AQUOS sense 8 を使うユーザーが悩まないで急速充電ができるように、スペックや充電する方法、おすすめ充電器などを紹介していきます。
AQUOS sense8|急速充電する方法
さっそく急速充電についての悩みを解決していきます。
充電スペック
知っておきたいバッテリー関連のスペック。覚えなくても、さらっとで大丈夫です!
バッテリー容量 | 5,000mAh |
ポート形状 | USB Type – C |
充電規格 | PD(Power delivery) |
対応出力 | 未発表 |
充電時間 | 約160分 |
ワイヤレス充電 | ✕ |
機能 | インテリジェントチャージ |
AQUOS sense8 のバッテリー容量は「5,000mAh」
急速充電の規格は、パワーデリバリーで、一般的に「PD」と呼ばれる規格です。
対応出力についての公式リリースはありませんが、スマホのPD規格では最大約18W~20W(ワット)と推測されます。
急速充電をすると、約160分で0→100%のフル充電ができます。
sense 8 もワイヤレス充電には非対応ですが、そのほかの機能としては、充電中のバッテリー温度や電圧を調整してくれるインテリジェントチャージ機能があったりします。
急速充電の条件
早く充電するための条件は「2つ」だけ
規格 = PD3.0対応
出力 = 20W(ワット)
この2つの条件だけ覚えて環境を作ってあげると急速充電できます。
sense 8 の搭載スペックから考えると、対応出力は20ワットじゃなく、18ワットが近いのですが、その出力の充電器は少ないので20Wにしています。
ちなみに公式では、docomo の45Wアダプタや、au の27W充電器を使った場合、約160分で充電できますって書いてありますが、45Wは完全に溢れすぎのオーバースペックです。
docomoの45Wアダプタは、コストも約3,000円。それなら同じ価格で60W充電器が買ったほうがいいですね。
充電に必要なもの
急速充電に必要なものは、さきほどの条件をクリアする「充電器とケーブル」です。
PD充電器(20W)
PD対応ケーブル
AQUOS sense 8 には充電器やケーブルが付属していないので、充電器とケーブルを持っていないユーザーは追加で購入しないといけません。ケーブルぐらいつけてほしいですよね。
すでにどちらかを持っているなら、欠けているほうを用意するようにしましょう。
ここで注意したいのは、どちらもPD対応していないとPD充電にはならないこと。せっかくPD充電器を使っているのに、PD未対応ケーブルを使っていると、本来のスピードではなくなってしまいます。
両方そろえても、2~3,000円くらいです。
おすすめの充電器&ケーブル
ここで AQUOS sense 8 におすすめの充電器とケーブルを少し紹介します。
*価格は 2024.10.2 時点/Amazon
1.エレコム
・小さい ・コスパ最強 ・最大出力 20W |
エレコム製の20W充電器PDモデル
とにかく小さくてコンパクトで持ち運びにも最適です。
大きさは、前のアップル5W充電器をイメージすると分かりやすいかも。
これまで安全性やコストを考えるとアンカーが選択肢に多かったですが、国内メーカーのエレコム製品が、約1,300円で買えちゃうのは嬉しい。
ロングセラーのAnker – PowerPort Ⅲ Nano 20Wが約1,800円なので、ほんと安いです。
2.エレコム
・2色から選べる ・ポートを2つ搭載 ・最大出力 20W |
USB-Cポートを2つ搭載したPD充電器
USB-Cポートが2つあるので、1台じゃなくて2つ充電したいときに便利です。
デメリットは、同時充電だと最大15Wになっちゃうので、AQUOS sense8 を急速充電したいときには、1口で充電しないといけないってとこ。
プラグが折りたたみ式なので、邪魔にならないのは良い設計です。
カラーは、ブラックとホワイトから選べます。
3.UGREEN
・長期保証がある ・チタンっぽい発色 ・PD3.0対応 |
チタンっぽい発色とデザインがポイント
ブラック系のケーブルと合わせたいとき、すごく相性がいいです。
折り畳みプラグが採用されいて、最大出力は20W、PD3.0規格に対応しています。
ユーグリーンは24ヶ月保証があんですけど、ちょうどいま安くなっているので、コスト的にも魅力です。
4.Belkin
・20W出力 + 2ポート ・西海岸らしいデザイン ・PD3.0対応 |
アップルストアでも取り扱うサードパティブランド「Belkin」
アメリカ西海岸らしいやわらかい雰囲気とデザインが魅力です。
USBCポートを2つ搭載して、各ポートから20ワットの出力ができます。性能的に AQUOS sense8 ともう1台のスマホを同時充電することもできますし、ノートPCや、ほかのタブレットの充電にも使えちゃいます。
本音をいうと、もう少しだけ小さいといいんですけど、2,000円台ならメリットのほうが多いですね。
5.Anker
・カラーは2色 ・60W対応のPDケーブル ・コストが安い |
いつもありがとうのAnker製ケーブルです。
1,000円以下ですが、性能は、PD対応60Wまでとかなり広い範囲をカバーしてくれます。
カラーは、ブラックとホワイトから選べて、ケーブルの長さも「0.3m、0.9m、1.8m、3m」の 4種類から選ぶことが可能です。
性能を求めるなら、高いケーブルはいくらでもありますが、sense8 の充電やスマホ、タブレットに使うならコレで十分。
もし高スペックPCに使いたい場合は、100W対応のPDケーブルが選択肢になります。PD-100Wなら Anker PowerLine III Flow とかオススメです。
充電できないとき対処法
空の状態から160分くらい経ってもまだまだ充電されてないとか、どうしても充電が遅いと感じたら、ステップを踏んで充電環境を確認します。
1.使っている充電器の性能は?
急速充電の条件にもあるように、PD対応で出力20Wの充電器を使っているかは大事なところです。スマホPD規格は、最大18W~20W出力が主流。ただ実際には、それ以下のワット数で急速充電をしています。スマホも充電器も、安全性を考えられて作られているので、性能の上限ギリギリで充電はしません。
例えば、15W充電器で充電をすると、それ以下の速度で充電をします。
もし充電が遅いと感じたら、まずは充電器のスペックを確認してみましょう。
2.使っているケーブルの性能は?
急速充電に使うケーブルは、PD対応のものを使います。
見た目が同じUSB-C形状であってもPD対応していないケーブルもあるので、調べられる範囲でどういう性能のケーブルか確認してみましょう。もし分からない場合は、PD対応ケーブルの購入も考えます。
補足として、PD対応ケーブルの主流は、2つに分かれています。
「PD対応~60W」
「PD対応~100W」
もちろんPD対応~20Wケーブルもありますが、~20Wは500円、~60Wは900円と、あまりコストに差がないので、将来性を考えると~60WのPDケーブルを選ぶのが現実的です。
3.使っているものに異常は?
充電器の本体が割れていたり、ケーブルがヘンに曲がっていたりすると、それが充電に影響することもあります。異常があるものは使わずに、購入した店舗やメーカーに修理や交換をお願いしたり、買い替えなどを検討しましょう。
またスマホを高いところから落としたり、強い衝撃を与えてしまったあとで、充電スピードが落ちたりしたらスマホ側に原因があるかもしれません。機器の異常については、個人では対処できないので、すぐに販売店やメーカーに問い合わせます。
4.環境を考えてみる
充電している環境も、充電スピードに影響することがあります。
例えば、充電中にスマホを使っていると充電スピードが落ちたり、充電が50%、80%を超えるとスマホ側で電圧の調整をしたりします。
sense 8 には、インテリジェントチャージが搭載されていますが、あれもバッテリーの状態や温度を監視して、電圧を抑えたりする機能。インテリジェントチャージについては、設定から調整できるトコもあるので、そちらを試してみるのもアリです。
それに充電中は、寒すぎ、暑すぎの環境も注意です。
できるだけ極端な温度や気温にならないところで充電するようにしましょう。
5.メーカーに相談
分からない!どれにも当てはまらないときは、メーカーに相談するのがオススメです。
まとめ
以上、AQUOS sense 8 の急速充電についてまとめました。
バッテリー関連は、PD、QC、PD3.0とかいろいろ用語があって、苦手な人にとっては過酷な道です。
Amazonのページを見ても
Anker PowerLine III USB-C & USB-C 2.0 ケーブル (0.9m ブラック) 超高耐久 60W USB PD対応
これ、商品名のとこに書いてあるんですけど、もはや日本語なのか?ってレベルです。(USB-C 2.0 はデータ転送速度の規格バージョンなので、給電には関係ないです)
そう考えると、わたしももっと分かりやすく説明できるようにならないと。
ではまた!