どうも、MAG(マグ)です。
今回は、オーディオ機器のメーカーさんからワイヤレスイヤホンの製品レビューの依頼を頂いたので、ドスンと製品レビューしていきたいと思います!
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EarFun – Air S【レビュー】
依頼された製品は「EarFun – Air S」という 2022年 6 月に発売した比較的に新しいモデルです。
基本スペックはこちら
Bluetooth | 5.2 ver |
対応コーデック | SBC / AAC / aptX |
防水・防塵 | IPX5 |
バッテリー (最大持続) |
イヤホンのみ:6時間 ケース含み:30時間 |
充電方式 | USB-C / ワイヤレス(Qi) |
ドライバー | 10mmウール振動板 |
音声コーデック「aptX」対応ということで Android ユーザーにとっては嬉しいポイント。またバッテリー持続はそこそこ使えそうなレベルって感じですね。
パッケージ&外観
では、製品パッケージや外観をみていきましょう。
パッケージ・カラーには「Earfun」のイメージカラーであるイエローが使われていて、白黒とのバランスがイイ感じ
パッケージ・デザインも「Bluetooth 5.2 / Qualcomm aptx」などシンプルで分かりやすいです。
ワイヤレスイヤホンへの知識があるユーザーなら「これが新しく搭載された機能なんだな」っていうのが一発で分かるようになっています。
こういうデザインって大事ですよね。
同梱品は全部で「5つ」
・本体&イヤホン
・USB-C充電ケーブル
・イヤーチップ(3種類S/M/L)
・説明書
・お掃除用の綿棒
ワイヤレスイヤホンではお馴染みの同梱品ですが、お掃除用の綿棒が入っているのは珍しいです。
汚れたときに使ってくださいってメーカーの”優しい気遣い”があります。
けど、それまで無くさずに持っていられるのか?とても不安です(笑)
イヤーチップ(赤色の軸部分)は、少し固めでカッチリと耳に固定できそうです。その反面、この固さが気になるってユーザーもいるかも。
イヤホンを変えるとチップが合わなくなるってループ現象は、どうにかなりませんか?
説明書は、日本語を含めて 6 か国語に対応しています。
特徴・ポイント
では次に、メーカーがアピールする「EarFun – Air S」の売りポイントを紹介します。
マルチポイント接続
マルチポイントとは、複数台のデバイスに同時接続(Bluetooth)できる機能のこと。
ケースにあるボタンでマルチポイント接続
同時接続といっても、 2 台同時に音声通話ができるというワケではありません。あくまで同時接続しながら使うデバイスをパッパッと切り替えられるイメージです。
たとえば、PC とスマホに同時接続(マルチポイント接続)した場合。仕事中に PC でゲームに参加していたら、鳴るスマホ。
見たら「ドドド!取引先から電話ですか!」ってとき。消したいほうの音を切るだけで、PC→スマホに音声を切り替えることができます。
これは仕事やプライベートでも、早く通話に切り替えたいってシーンが多いユーザーには、痒いトコに手が届く機能です。
専用アプリ
Air S 専用アプリでは、イコライザー(EQ)や、ノイズキャンセリングモードの切り替え、タッ チコントロールの調整が可能となっています。
アプリから外音取込み、ノイキャン、ゲームモードなどもワンタッチで切替えが可能になっています。
基本操作
操作って慣れるまで覚えるのが大変なんですよね。
基本操作 | 右 | 左 |
再生|停止| (通話開始|通話終了) |
2タップ (着信|通話中に2タップ) |
2タップ (着信|通話中に2タップ) |
曲送り | 3タップ | – |
音量アップ | 1タップ | – |
音量ダウン | – | 1タップ |
外音取込|ANC|オフ | – | 2秒押し |
音声アシスタント | 2秒押し | – |
ゲームモード | – | 3タップ |
着信拒否 | 着信中に2秒押し | 着信中に2秒押し |
通話切り替え | 通話中に2秒押し | 通話中に2秒押し |
評価と使用感
では実際に使ってみて、気になった機能やポイントをピックアップしていきます!
ANC(アクティブ・ノイズ・キャンセル)
ノイズキャンセル機能については、低音部分は抑えられてる感があります。
ただ高価格帯のワイヤレスイヤホンと比べてしまうと、その性能には物足りなさがある印象です。
特に中・高音のノイズキャンセルは苦手なので、大きな期待はしないほうがいいです。
マルチポイント接続
私はあまり使わない機能ですが、デバイスへの接続を切り替えたいユーザーにとってはありがたい機能だと思います。
ゲームやオンライン会議などの場面が多い人にはオススメできる機能となります。
アプリでの操作カスタマイズがもっと細かくできると、より使い勝手が良くなると思います。
装着検出機能
このイヤホンには、装着センサーが搭載されていないので、外したり付けたりしても自動停止・再生されるってことはありません。
すでにこの機能に慣れてしまっているユーザーには残念なポイントかも。
操作性
イヤホンの操作性は良くて、反応速度も良いです。
ただアプリからのカスタマイズはめちゃくちゃ気になったポイントで、改善してほしいポイントでした。シングルタップやダブルなど、最も使うであろう操作カスタマイズができないのは、かなり痛い。
最近は、この価格帯でも専用アプリが使えることが多くなっているので、できないことがあるとマイナスポイントに直結してしまいますよね。
防水性能
シャワーの水が掛かったくらいでは問題のない IPX5 レベルです。実際に装着してシャワーを浴びても大丈夫でした。
IPX5 レベルについて、シャワー、雨、汗はOK!でも水没は厳禁!
排水溝やお風呂には落とさないように
バッテリー持続
バッテリー持続時間は、イヤホン単体で約 6 時間となっていますが、実際の持続時間は、使い方(音量など)でも変わってくるので、仕様データはあくまで参考値です。
音量50%でテストしてみると、イヤホン単体では、6 時間 25 分 32 秒くらいでした。
参考値よりも少し伸びています。
まとめ
定価 6,999 円と考えれば、コスパ的にも物足りなさを感じる面もあるので「マルチポイント機能がほしい」というユーザーにはオススメ
わたしは aptX 対応、マルチポイント接続はポジティブな面だと捉えていますが、トータルで考えるとライバル社より優れるってポイントがハッキリしないって印象も残ります。
最近はどこのメーカーも驚くような革新的な技術はなく、小さく機能(アップグレード)を追加して、売りポイントにしている印象です。
ほんとに大事なのは、どんなユーザー体験を提供できるか?ってところ
もちろん毎回、ユーザーを驚かせるのは難しいけど、でもユーザーが「すごい!」「意外!」「楽しい」って感じられるもの(サービス・機能)をいかに多く作れるか?
各メーカーがしのぎを削るところですね
ではまた!