6月14日に各キャリアから発売された「Xperia1」
フラッグシップモデルとしては、世界初の「4K HDR」対応。ディスプレイは6.5型の4K有機ELが採用されており、縦長の大画面が印象的。またXperiaとして初めてトリプルレンズカメラを搭載した隙のないフラッグシップモデルです。
当記事では、【Xperia1】急速充電の方法について紹介していきます。
目次(ページコンテンツ)
Xperia 1 / 急速充電の方法
充電という能力だけを他の機種と比べると「Xperia1」は、かなり遅い部類に入ります。
その分、できるだけストレスを感じない急速充電の環境にしておきたいところ。
バッテリー関連のスペックは以下になります。
バッテリ容量 | 3200mAh |
ポートタイプ | USB Type-C |
急速充電の規格 | パワーデリバリー(PD3.0) |
ポートは、USB Type-Cポートが採用されており、急速充電「USB PD 3.0」に対応しています。
充電時間については「au」から公式リリースがされています。
- Type-C共通ACアダプタ01=約170分
- Type-C共通ACアダプタ02=約130分(PD)
純正ACアダプタの場合は、ドコモなどのキャリアが違ってもスピードはほぼ変わりません。急速充電(PD)だと、約130分でフル充電。それ以外の充電だと+40分以上は掛かることになります。
では、ここからは「Xperia1」の急速充電に必要な「PD規格」「充電器」「ケーブル」について、簡単に紹介します。
USB-PDとは
USB-PDとは、Type-C to Type-Cケーブルの充電規格で「USB Power Delivery(パワーデリバリー)」の略です。
「USB-PD」は、これまでよりも大きな電力を供給できる規格で、これまでのUSB規格の上限値「7.5W(ワット)」よりも遥かに大きい「100W(ワット)」の供給ができる規格です。
スマートフォン、タブレット、MACBOOK、ノートパソコンなどで採用されていて、これからの充電規格はすべて「USB-PD」に統一されると予測されています。
といっても、家庭には100W(20V5A)も使うような機器はないので、それは少し先の話になります。
PD対応スマホは「18W」が一般的な上限になっていて「Xperia1」の急速充電も18Wです。
*中国メーカーのスマホでは40W対応が最高。
バッテリー仕様に表記された「USB-PD3.0」の「3.0」は、「2.0」からロールスワップ高速化など安全面などが進化したバージョン。「USB-PD3.0」が最新規格になります。
覚えておきたいのは、PD(急速充電)をする際には、次の3つを揃えないといけません。
・PD対応「デバイス」(スマホ、タブレットなど)
・PD対応「充電器」(アダプタ、モバイルバッテリー)
・PD対応「USB-Cケーブル」
3つすべてが揃わないと急速充電にはならないので注意!
PD充電器について
Xperia1を急速充電するとき、充電器(アダプタ)は、18w(ワット)出力ができるPD充電器が必要です。もし「Xperia1」以外のデバイスでも使いたい場合は、そのデバイスに必要な電力に合わせます。
例)
MacBook Pro(13インチ) | 17W~60W |
iPad Pro | 12W~30W |
任天堂 Switch | 7.5W or 39W |
基本的には、小さなワット数に合わせると、最低限の給電状態になります。デバイスによっては給電が追い付かなくなることもあるので、なるべく高い出力に合わせるのが理想です。
PD対応USB-Cケーブルについて
PD充電に対応しているのは「USB Type C to C ケーブル」になりますが、「PD」はType-Cの形状ではなく「規格」のひとつです。同じ形状でもPD対応していないケーブルもあるので注意が必要になります。
USB Type-C to Type-C ケーブル
USB-Cケーブルは電力だけでなく、データの高速転送にも使えます。そのため大きなデータを移動させたい方は、「USB Type-C to Type-C ケーブル (USB3.1 Gen2)」という規格がおすすめです。4K映像でもサクサク転送してくれます。
オススメの充電器 |
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RAVPower
RP-PC108
18Wタイプと61Wタイプの2種類
USB-C PD充電とUSB-A QC充電ポートの2つを搭載した充電アダプタ
18Wタイプと61Wタイプの2種類。18Wタイプは、単独ポートの使用時に最大出力18Wで急速充電が可能です。
Galaxy、iPhone、iPad Proなど各デバイスに対応。折り畳み式プラグを採用しており、コンパクトに収納できるので旅行や出張の持ち運びにも便利な設計になっています。
選べるカラーはブラックとホワイトの2色。
Anker
PowerPort PD 2
Anker製/PowerPort PD 2(30W)
モバイルアクセサリーで人気の「アンカー製PD対応アダプタ」
Power Deliveryに対応しており、USB-Cポートから最大18Wの給電が可能です。
ポートはUSB-Aタイプも搭載されていて、デバイスを2台同時にフルスピード充電することができます。またUSB-Aポートには、Anker社の独自技術である「Power IQ機能」で接続されたデバイスに最適な電力が供給される仕組みになっています。
オススメのケーブル |
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Anker
PowerLine II
USB-C 3.1(Gen2)
PD対応のAnker製「USB Type-C to Type-C ケーブル」
PD規格の上限となる100W(20V5A)の出力に対応。
10Gbpsのデータ通信「SuperSpeed規格」にも対応していて、オーディオだけでなく、HD動画の送受信を数秒で完了できるスペックになっています。USB-C(3.1Gen2)ポートのあるテレビやモニターにケーブル一本で電源+映像+音声を出力することも可能。
USBルール策定の団体である「USB-IF」認証を取得しており、正しく動作するための安全基準をクリア。大きな電力を扱う上でも安全性が高いケーブルです。
触り心地の良い素材感。
ケーブル長は0.9mで、長さを調整できるケーブルバンドが付属しています。
Weisheng
B07GQK8D13
Weisheng USB-C & USB-C 3.1(Gen2)
取り扱いの少ないホワイトカラーの「USB-C to C ケーブル」
動作性が柔らかいケーブル素材で、専用の収納ポーチも付属しているため、持ち運びや使い勝手の良さが魅力です。
USB-IF認証や、12カ月の品質保証など、安心感のあるユーザビリティもポイント。
データ転送速度は最大10Gbps、最大100W(5A)PD充電が可能です。
対応機器 Nintendo Switch、4k TV、Samsung Galaxy、SONY Xperia、Google Pixel、HUAWEI P20,MacBook、iPadなど |
まとめ
まだまだ「パワーデリバリー(PD)」と聞いてもピンとこないユーザーはかなり多いようです。ただそれはユーザーのせいではなく、まだ新しい規格だという部分と、USB自体が分かりにくさ抜群だからです。
・ポート形状「USB-A、USB-C、microUSB、Lightning」
・転送規格「USB2.0、USB3.0、USB3.1Gen2」
・充電規格「QC、PD」
改めて文字にしてみても呪文のような気がします。
とにかく急速充電するなら「PD対応で揃える」ってことさえ分かっていれば、失敗するリスクも減ります。
以上、Xperia1を急速充電する方法&おすすめアイテムの紹介でした!