イヤホンは直接音が入りすぎるため
耳にやさしいと再評価されてきているヘッドホン
でも「ヘッドホンは価格が高い!」というイメージがあって、手が出しづらいと考えている人も多いようです。
そんな中、格安ヘッドホンとして注目されているのが「Mpow H7」というワイヤレスヘッドホン。
たしかに価格を見ると安すぎて不安になるくらいですが、今回はこのワイヤレスヘッドホン「Mpow H7」を徹底レビューしていきます!
目次(ページコンテンツ)
Mpow H7 Bluetooth ヘッドホン|レビュー
Amazonでも人気のある格安ワイヤレスヘッドホン
Bluetooth | 4.0 |
通信範囲 | 10m |
連続再生 | 15時間 |
充電時間 | 3時間 |
外観と付属品 |
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まずは、「Mpow H7」のパッケージと外観と付属品をチェック!
パッケージ
どうしても格安と聞いてしまうと、パッケージから雑になるとイメージがあります。
開封すると、インパクトのある赤いパッケージに「あれ?まとも?」という感じでしたが、触ってみると紙質は、可もなく不可といったところ。箱の作りは、意外としっかりして強度はあります。
正直、もっとひどいかも?と思っていたので、ひと安心です。
付属品
Mpow H7の付属品は「本体、充電ケーブル、オーディオケーブル、ポーチ、説明書」の5つ。
・ヘッドホン本体 ・3.5mmオーディオケーブル ・充電用USBケーブル ・ヘッドホンポーチ ・取扱説明書 |
ヘッドホンを買って、本体や充電ケーブルがあるのは当たり前にしても、ほかに3.5mmオーディオケーブルと専用ポーチがあるのは嬉しいですし、お得感があります。
特に3.5mmケーブルは、デバイスとヘッドホンを有線で繋ぎたいときに便利!
サイズ
耳を包むヘッドホン(密閉型)としては、かなりコンパクト。
最小(センチ) | 幅17cm × 縦19cm |
最大(センチ) | 幅17cm × 縦22cm |
重さ(グラム) | 200g |
本体と耳の位置を合わせられるよう調整できるようになっており、ポジションによってサイズは変わってきます。
カラー
選べるカラーは、ブラック、ダークブラック、グレー、ブルーの4色。
ダークブラックだけが価格が少し高くなっています。
使い方 |
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他のワイヤレスヘッドホンの使い方と同じですが、操作をすべて覚える必要はないと思います。
操作方法
本体にあるボタンは、「音量+(アップ)、音量-(ダウン)、電源オン/オフ(電話マーク)」だけですが、長押し、同時押しで機能を切り替える操作ができます。
電源ON/OFF | オン:電源ボタン2秒押し オフ:電源ボタン4秒押し |
ペアリング | 電源オフ状態で電源ボタン4~5秒押し ペアリング中は赤青点滅 |
電話受ける/切る | 受ける/切る:電源ボタン短く押す 拒否:電源ボタン2秒押し リダイヤル:+-同時押し |
再生/一時停止 | 電源ボタンを短く押す |
曲送り | +ボタンを短く押す |
曲戻し | -ボタンを短く押す |
音量アップ | +ボタンを2秒押し |
音量ダウン | -ボタンを2秒押し |
リセット | 電源ボタン&-ボタンを同時5秒押し |
ヘッドホンで通話をする人でなければ、電源ボタンと音量ボタンの単純操作だけ覚えればいいので、操作は簡単です。
ブルートゥース接続
必ずやらないといけないのは、最初のペアリング設定です。
ペアリングについては説明書にも書いてあるので、苦手って人でも分かりやすくなっていますよ!
機能 |
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Mpow H7の魅力になっている機能は?
再生時間
1回のフル充電で聴き続けられる時間が、15時間!
15時間というと、朝から晩まで聴き続けないかぎり、1日でバッテリーが切れるってことがありません。
嬉しいのは、3時間でフル充電が可能なこと。
単純に計算しても、1時間充電すれば5時間は聴けるっていうのは魅力的です。
ポジション調節
耳の位置に合わせられるように、左右10段階の調節ができるようになっています。
イヤーカップ90度回転
カップが90度回転することで、収納力アップ。
ヘッドホンはイヤホンに比べると、持ち運びには不便。できるだけ収納しやすい可動式イヤーカップで使い勝手が良くなっています。
ハンズフリー通話
イヤーカップには、マイクが内蔵されていてハンズフリーの通話ができます。ヘッドホンをしたまま、外で会話するのは少し恥ずかしいかもしれませんが、家での着信通話にも活躍してくれる機能です。
使用感と評価 |
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実際に使ってみた分かったメリットとデメリットを紹介!
音質
いわゆる軽いシャカシャカ音はなく、低音重視のチューニングになっています。高級モデルのヘッドホンと比べると、力強さや奥行感はないですが、中・高音域にもまとまりがあって、バランスの良いサウンドになっています。
使用感
気になったのは、2時間くらい使っていると、耳に圧迫感がくることです。さすがに痛くなることはありませんでしたが、眼鏡フレームが厚かったりすると痛みを感じるかもしれません。
イヤーカップ(クッション)のサイズ
外側幅 | 右 7.8cm | 左 7.7cm |
外側縦 | 右 9.4cm | 左 9.3cm |
内側幅 | 右 3.7cm | 左 3.6cm |
内側縦 | 右 5.2cm | 左 5.1cm |
かなり細かい部分までいうと、イヤーカップのクッションに左右で1ミリ程度の誤差がありました。見た目では分からないですが、このあたりは高級ヘッドホンと比べ、縫製技術は甘くなっています。
またBluetoothの通信範囲は、何もなければ約10m。鉄筋コンクリートの壁が2枚あっても、5~7mなら安定しています。
バッテリーの持ちは良くて、使っていて不満を感じることはなかったです。通勤通学や、職場で長時間使っても余裕ですし、持ち運びに付属ポーチはかなり活躍してくれます。
評価
正直、ハイレゾ高音質で、遅延の少ない有線ヘッドホンには勝てないです。特に音を作るミュージシャン、わずかな音で敵を見つけるゲームなど、音に対して強いこだわりのあるユーザーのシビアな要求には答えられないと思います。
ただ日常使いでYoutubeや映画を見たり、音楽を聴くだけ!というユーザーには十分すぎるというレベルになっていて、「コスパ最強のヘッドホン」という評価にも納得しちゃいます。
まとめ
3000円~5000円のワイヤレスヘッドホンは、まともなヘッドホンが意外と少なくて、そんな中でMpow H7の人気は、間違いなく「低価格と良品質」です。
2000円台でこのヘッドホンが出てきたのはちょっと驚きで、こういうヘッドホンがあると1万円台のモデルはこれから売れなくなりそうですね。