こんにちは、マグ(MAG)です。
先日、スマホに使っているケーブルが急速充電できているのか分かりません。どうしたら見分けられるの?って質問がきたので、今回は充電ケーブルの見分け方について解説します!
目次(ページコンテンツ)
急速充電ケーブルの見分け方
結論からいうと、ケーブルを見るだけで見分けることはできません。
というのも、見てわかるのは「ケーブルの形状」だけで、どんな充電規格が乗っているかまで判別できないからです。
見分けることは難しいですが、調べる方法はあります!
ケーブルの種類
最近では、スマートフォンに使うほとんどの充電ケーブルは次のどちらかに分かれます。
・USB-C to ライトニング ケーブル (iPhone)
・USB-C to USB-C ケーブル (Android)
左がUSB-C 右がライトニング
Lightning ケーブルと USB-C ケーブルは、まったく形が違いますが、Lightning ケーブルも片側は必ず USB-C 形状になっています。
どちらのケーブルも急速充電の規格は、PowerDelivery(パワーデリバリー)略して「PD」に統一されつつあります。
つまり、いま使っているケーブルが「PD対応」かさえ分かれば、急速充電ケーブルか、それ以外のケーブルか?判別することが可能です。
ただ最初にも言った通り、見た目だけでは分からないため、次の方法で調べます。
ケーブルを調べる
まずはケーブルを購入した履歴やパッケージ等で、使っている製品が分かる場合、どんなスペックなのか?を調べられます。
製品スペック(仕様)を見れば、急速充電(PD)に対応しているか?分かるので、ひとつの判断材料になります。
もし PD 対応と表記されていれば、急速充電ができる可能性が高く、何も表記がなければ、急速充電は無理かもしれません。
ちょっと微妙なニュアンスになってしまうのは、メーカーのスペック情報が本当なの?って粗悪な製品がかなり出回っているためです。
ここ数年、アマゾン、楽天で取り扱う製品で「PD対応なのに急速充電できなかった」というユーザーの声は目立ってきています。もしよく分からないメーカーから購入してしまった場合は、スペック情報はあまり信頼できません。
逆にいうと、Anker などの大手ガジェットメーカーなら、スペック情報だけで「急速充電ケーブルなのか?」はハッキリと分かります。
もしメーカーが分からない / 調べられないときは、次の方法を試してみてください
時間を測って充電する
持っているケーブルの情報が全くないときには、実際にスマホを充電してみましょう。
まずバッテリー残量を残り数パーセントまで使って「30分間だけ充電」
このとき 30 分で 約 50 % 程度の充電ができていれば、急速充電に対応したケーブルです。これはバッテリー容量の違う iPhone(8以降)や、Android機種(発売から3年)でも似通った結果になるので、一番分かりやすい方法かもしれません。
違うスマホなのに、どうして似たような結果になるのか?というと
急速充電(PD規格)は最初の1時間がとてつもなく速い充電で、バッテリー回復が 70 % ~ 80 % を超えると、かなり充電速度が遅くなるように設計されています。(これを ” トリクル充電方式 ” といいますが、バッテリーを守るために、ほとんどのスマホに採用されています)
そのため最初の30分間で「急速充電ケーブルなのか?」は、ほぼ判別できます。
まとめ
5年前くらいの機種は PD 対応していない機種もあり、別規格「QC(クイックチャージ)」を搭載しているスマホもあります。
どうしても知りたいときは、流れる電流を計測できる USB チェッカーもあるので、それで調べられます。
ただしチェッカーを買うくらいなら、大手メーカーの急速充電ケーブル(PD対応)を買ってしまったほうが、時間とコストも遥かに効率的です。
iPhone 用(Lightningポート)
Android &ノート PC 用(USB-Cポート)
日本では、Apple、Google、Samsung、SONY、SAHRP、Xiaomi も、ほぼ PD 対応のスマホになっています。
形状の違う USB-A、micro USB は、あまり電力を必要としない小型ガジェットのみって状況です。
ちなみに、 PD 充電の規格は、USB-C タイプにしか乗らない規格です。
そのため、PD 充電ができるのは「USB-C to ライトニングケーブル」 もしくは 「USB-C to USB-C ケーブル」しか存在しません。
ほかの形状で PD 充電(PD対応)は、絶対にないので、そういった表記があったら嘘なので購入しないように!
ではまた!