こんにちは、マグ(MAG)です。
友人に充電器を貸したとき、これって良い充電器?スマホ古いけど使っても大丈夫?と言われて、やっぱり充電って分かりづらいんだと…
そこで今回は、スマホと充電器の出力が違っても安全なのか?を解説していきます!
スマホと急速充電器の出力は合わなくも平気?
結論からいうと「大丈夫」
ただ信頼できるメーカーの「充電器(PD対応)とケーブル(PD対応)」を選ぶ必要はあります。
PD規格の安全性とは?
スマホ、ノートPCなどに搭載される急速充電の規格は2つ。
・パワーデリバリー(PD)
・クイックチャージ(QC)
主にこの2つになりますが、新しい機種はほとんど「 PD 規格(Power Delivery)」を採用していて、日本では PD 規格を載せていないスマホを見つけるのが難しいくらいです。
この PD 規格には、電気を送るとき、または電気を受けるときに、どんな充電器やケーブルが使われているのか?どこまで電気を流しても大丈夫なのか?を判断してくれるチップが入っています。
それが「eMaker(イーマーカー)」といわれるチップです。
eMaker は、PD 規格において 3 A を越える充電の前に、接続したスマホやケーブルに大きな電流を流しても大丈夫か?
この問題に適切に対処してくれる頼れるヤツなのです。
ただし、eMaker は、電流 3 A(60W)以下については、危険性が少ないため作動しません。emaker が作動しなくても、PD規格を搭載したスマホが 18 W 対応ならば、充電器が 100 W 出力だとしても、 18 W の給電(充電)になります。
一番大事なのは「PD 規格」に準拠した製品であること
高出力の充電器を購入するときは、必ず PD 規格に準拠している「充電器とケーブル」を選ぶようにしてください。
サードパーティで人気の Anker なら、PD対応「PowerIQ 3.0 (Gen2)」を搭載した充電器がオススメです。
USB-C ケーブルは、充電器の出力に対応したものであれば安全に使えます。
60W対応
100W対応
iPhone 用として使うなら USB-C to ライトニングが必須ですが、PD対応出力は 30 W 以下で充分です。アップル製品も iPhone 以外は、ライトニングケーブルは使いません。
iPhone専用ケーブル
まとめ
近年は、中国メーカー(Huawei、Xiaomi、OPPO、Vivoなど)が充電スピードを競い争って、PD規格(5 A/アンペアまで)よりも大きな電流を流す規格を開発したり、開発中だったりします。かなり大きな電流を流すもので、6A – 8A(アンペア)という標準規格 PD からまったく別の規格になってしまって、完全にユーザーは置いてけぼり状態です。
もちろん PD 規格との互換性はなく、完全にメーカー独自の規格になっており、間違って充電ができないようにはなっています。