先日「AQUOS Sense 4」でワイヤレスイヤホンを使うと音質が悪いと感じていて、音質は良くなりますか?という質問をいただきました
答えとしては、AQUOS Sense 4 の音質は良いです。でも悪いと感じるってことは別のところに原因があるかもしれません。
そこで今回は「AQUOS Sense 4」の音質スペックと、おすすめワイヤレスイヤホンを紹介していきます!
目次(ページコンテンツ)
AQUOS sense4|音質決めるスペック
まずは Sense4 に搭載されている仕様を確認してみましょう
Bluetooth の仕様
AQUOS sense 4 の Bluetooth 関連スペックはこちら
Bluetooth 規格 | 5.1 ver |
対応プロファイル | HSP、HFP、A2DP、AVRCP、HID、OPP、SPP、PBAP、PAN、HOGP |
対応コーデック | SBC、AAC、aptX、aptX HD、aptX Adaptive、LDAC™ |
Bluetooth ver 5.1 を搭載し、音声コーデックは 6 種類と多いです。これだけあればユーザーの求める質や遅延にも幅広く対応できるスペックといえます。何気にハイレゾ認定を受けている LDAC™ にも対応しています。
各コーデック音質と遅延
AQUOS Sense 4 が対応している各コーデックの音質と遅延は?
コーデック | 音質 | 遅延 |
SBC | ☆☆ | 約 0.27 秒 |
AAC | ☆☆☆ | 約 0.15 秒 |
aptX | ☆☆☆ | 約 0.08 秒 |
aptX HD | ☆☆☆☆ | 約 0.13 秒 |
AptX Adaptive | ☆☆☆☆ | 約 0.08 秒 |
LDAC | ☆☆☆☆☆ | 約 1 秒 |
*音質と遅延は環境によっても変化
ずらっと並べるとこんな感じです。
音質で選ぶなら LDAC の一択ですが、遅延の影響を気にするゲームや動画を見るユーザーなら aptX Adaptive が高音質で低遅延と 1 番安定しています。
ただし、LDAC はコストが高くて、Adaptive を載しているワイヤレスイヤホンも選べる選択肢は多くはありません。
逆にコストが抑えられ、選択肢も多い規格は AAC もしくは aptX のどちらかです。
また各コーデックで再生する(聴く)には ユーザーが使っている Apple music / Amazon Music / Spotify など様々なストリーミングサービスも関わってきます。
すべてが同じ規格に対応していないと、リスニング環境は良くなりません。
1.ストリーミング( Apple Music、Amazon、再生ファイル)
2.デバイス(スマホ、タブレット、イヤホンに送る側)
3.ワイヤレスイヤホン
この 3 つがすべて揃ってこそ、音質環境は良くなります。せっかく Sense 4 で Amazon Music HD を聞いているのに、イヤホンが SBC 対応だったりすると音質は悪いです。
ちなみに今回、質問を頂いたリスナーさんはここが原因でした。
音声ファイルも大切と分かったところで、ここからは AQUOS Sense 4 に相性のいいワイヤレスイヤホンを紹介します
AQUOS Sense 4 |おすすめワイヤレスイヤホン
メーカー情報&価格まとめ
メーカー | 価格 | コーデック |
SoundPeats – True Air 2 | 3,723円 | SBC / aptX |
SoundPeats – Sonic | 4,233円 | ACC / aptX Adaptive |
YAMAHA – TW-E3B | 6,145円 | SBC / AAC / aptX |
Anker – Soundcore Liberty Air 2 Pro | 12,980円 | SBC / AAC / LDAC |
SONY – WF-1000XM4 | 29,700円 | SBC / AAC / LDAC |
*価格は Amazon / 2021.9.15 時点
SOUNDPEATS – True Air 2
対応コーデック「aptX」
・コスパ最強 ・軽くてコンパクト ・音声通話マイクがある |
コストが安くて遅延も少ない aptX 対応モデル「True Air 2」
そこまで高音質を求めないユーザーなら 3,000 円台というコスパは魅力になります。
片耳 3.5 グラムと軽くて疲れにくく、ケースは重さが約 30 グラム、大きさは約 5 センチ各と性別問わず持ち運びがしやすいサイズ感です。
また通話時のマイクとノイズキャンセリングという最低限の機能も持っています。
コスパ重視のユーザーにおすすめです。
SOUNDPEATS – Sonic
対応コーデック「AAC / aptX Adaptive」
・高音質コーデック対応 ・連続再生15時間 ・低コストで低遅延 |
次世代コーデック aptX Adaptive コーデックをサポートしたモデル
Adaptive は、可変ビットレートという特徴をもっていて、リアルタイムで最適レートを選んでくれるため、「音質変化と遅延が少ない」という特徴があります。
これからのスマホは Adaptive が基本搭載されるため、長く使っていけるコーデックです。
イヤホン単体だけで、連続再生 15 時間となっていて 1 日ハードに聴きたいユーザーにとっては嬉しいポイントになってます。
低価格帯のモデルながら、高音質と低遅延が魅力で、音楽はもちろん、ゲームや動画にも向いているモデルです。
YAMAHA – TW-E3B
対応コーデック「AAC / aptX」
・AAC と aptX に対応 ・6種類のカラーバリエーション ・音のバランスがいい |
ピアノや楽器のほか、スピーカーの音響メーカーとしても知られる「ヤマハ」
どちらかというと低音が重視される中国メーカーとは違った音のバランスの良さが特徴となっています。
大手の音楽配信である Apple Music、LINE MUSIC、Youtube Music などでも安定している AAC、aptX コーデックに対応しており、音楽配信をメインに聴くってユーザーにオススメのモデルです。
日本メーカーは価格が少し高いですが、バランスの良い音と選べるカラーが豊富で、コア層からの人気が高まっています。
Anker – Soundcore Liberty Air 2 Pro
対応コーデック「AAC / LDAC」(LDAC*Update)
・超高音質 LDAC に対応 ・ノイズキャンセリングを搭載 ・ワイヤレス充電ができる |
AAC と、超高音質 LDAC(ハイレゾ)に対応した「Liberty Air 2 Pro」
この価格帯で、LDAC を搭載するイヤホンがついに来ました。Amazon Music HD など高いビットレートで音楽配信を行うストリーミングサービスにおいても、超高音質のリスニング環境が作れるのが最大の魅力になります。
イヤホンには、周囲の雑音を消せるノイズキャンセリングなど、高価格帯のイヤホンと変わらない機能があり、価値あるユーザー体験がより手軽に楽しめるのがポイントです。
ただし、3万円台のイヤホンとまったく同じ機能性ではないのと、LDAC で聴くにはファームウェアアップデートが必要になります。
3万円は出せないけど音質にはこだわりたいってユーザーにおすすめです。
SONY WF-1000XM4
対応コーデック「AAC / LDAC」
・ワイヤレスイヤホンの最高峰 ・超高音質 LDAC に対応 ・連続再生は 8 時間 |
ハイレゾ音質の LDAC に対応する「WF-1000XM4」
雑音を消してくれる「ノイズキャンセリング(ノイキャン)」の流行は、SONY が作ったと評価されるほど。ノイキャン機能と自分に合ったイヤーピースを組み合わせることで最大の効果を発揮し、没入感の高いリスニング環境になります。
連続再生時間は8時間で、ケース充電と合わせると20時間。
ワイヤレスイヤホンの最上級クラスを経験したいユーザーにおすすめですが、LDAC には、遅延があるためゲームや動画鑑賞にはあまり向いてません。
まとめ
以上!AQUOS Sense 4 の対応コーデックとおすすめのワイヤレスイヤホンでした!
メーカー | 価格 | 対応コーデック |
SoundPeats – True Air 2 | 3,723円 | SBC / aptX |
SoundPeats – Sonic | 4,233円 | SBC / ACC / aptX Adaptive |
YAMAHA – TW-E3B | 6,145円 | SBC / AAC / aptX |
Anker – Soundcore Liberty Air 2 Pro | 12,980円 | SBC / AAC / LDAC |
SONY – WF-1000XM4 | 29,700円 | SBC / AAC / LDAC |
*価格は Amazon / 2021.9.15 時点
イヤホンは、高価格帯かコストを抑えるって人が極端に分かれているカテゴリーでもあります。
AQUOS Sense 4 なら aptX Adaptive に対応している「SOUNDPEATS – Sonic」(4,233円)がコスパ的には一番オススメです。
AAC にも対応しているので、どの音楽ストリーミングでも極端に音質が落ちることはないです。
逆に求めるのが最高音質なら LDAC 対応モデルしか選択肢がない状況です。
ではまた!