いよいよ「iPhone 11」が2019年9月20日に発売されました。今回は、iPhone11を急速充電する方法!について詳しく紹介していきます。
目次(ページコンテンツ)
iPhone 11|急速充電する方法
iPhone11を購入しても、すぐに急速充電はできません。
なぜかというと、初期セットに同梱されている充電アダプタでは「通常充電」しかできないためです。
iPhone11を開封してみる
付属品 ・iPhone11本体 ・EarPods with Lightningコネクタ ・Lightning to USBケーブル ・USB電源アダプタ ・マニュアル |
*iPhone 11 Pro、Pro MAXには、急速充電アダプタが付属。
セットに同梱されている電源アダプタは、最大出力:5W(ワット)
5Wというのは、とてもパワーが弱いので、そのぶん充電は遅くなってしまいます。実際にiPhone11のバッテリーを空にしてから、計測すると30分で18%しか回復しておらず、想像以上に遅い!なので急速充電したいときは、もっとパワーのあるアダプタが必要になってきます。
どれくらいパワーが必要なのかというと
充電の仕様(スペック) | |
入出力ポート | Lightningポート |
高速充電 | 対応(アダプタ別売) |
充電スピード | 30分で0→50%充電可(18W以上) |
ワイヤレス充電 | 対応(Qi規格) |
アップルの公式リリース
必要なパワーは、18W以上
これが急速充電するための最低条件になります。
急速充電の規格は、前シリーズXS/XRと同じ「18W(PowerDelivery)仕様」です。
Apple 純正アダプタ(別売)
アップルストアには、急速充電に使える18Wアダプタが発売されています。
APPLE 純正 18W USB-C電源アダプタ
2,800円(税別)
対応モデル | 対応モデル |
iPhone 11 Pro iPhone 11 Pro Max iPhone 11 iPhone XS iPhone XS Max iPhone XR iPhone X iPhone 8 iPhone 8 Plus |
iPad Air(第3世代) iPad mini(第5世代) iPad Pro(11インチ) iPad Pro(12.9インチ/第3世代) iPad Pro(10.5インチ) iPad(第7世代) iPad Pro(12.9インチ/第2世代) iPad Pro(12.9インチ/第1世代) |
この純正アダプタは、最新モデル「iPhone11」にも使える仕様になっています。
ただこのほかにも、より低コストな充電アダプタや、機能が圧倒的に優れる充電器が各メーカーからも発売されています。
そこで、ここからは各メーカーから発売されている【iPhone11に使える急速充電器/15モデル】を一気に紹介していきます。
紹介する充電器は「コンセント式、卓上式、ワイヤレス充電式」の3つのタイプ別に分けています。選ぶときの参考にしてみてください!
iPhone 11|急速充電におすすめの充電器:コンセント式
本体をコンセントに挿して使うタイプ。コンセントに近い場所でしか使えませんが、本体がコンパクトなものが多く、職場や旅先への持ち運びしやすいのが特徴です。
メーカー&価格まとめ
メーカー | 価格 | |
1 | belkin | 2,755円 |
2 | AUKEY | 1,999円 |
3 | RAVPower | 2,899円 |
4 | Omars | 2,599円 |
5 | Anker | 3,999円 |
*価格は2019.9.14時点/Amazon
1. belkin
BOOST CHARGE
・アップルストア製品 ・最大出力が27W ・おしゃれなデザイン |
アップル公式ストアでも取り扱われる優良メーカー「ベルキン」
iPhone11は最大18W(ワット)対応ですが、この充電器は最大27Wのパワー。
MacBookや、2.3年後のスマホでも使える出力になっています。最新クイックチャージ4+にも対応しており、ほとんどの機種で使えるシェア能力も魅力!
米国カリフォルニアのメーカーだけあって、おしゃれなデザインで、素材感にもどこか西海岸っぽさがあります。
2. AUKEY
JP-PA-Y18-W
・低価格モデル ・最大出力は18W ・折り畳みプラグ式 |
コンパクトボディが魅力の充電アダプタ
コンパクトさと折り畳みプラグが大きな特徴になっています。省スペースで、バッグに入れても引っ掛からない勝手の良さが魅力です。
また価格も抑えられているので、手頃な急速充電アダプタになっています。選べるカラーはブラックとホワイトの2色。最大出力は18Wです。
コスパを重視したい人におすすめ!
3. RAVPower
BRP-PC108
・同時充電ができる ・最大出力18W ・クイックチャージ3.0対応 |
最大18Wの急速充電アダプタ
カラーは、ホワイトとブラックの2色から選べます。
USBポートは「USB-AとUSB-C 」の2つタイプが搭載されていて、2台同時の充電ができるようになっています。
スマホのほか、小物ガジェットや、イヤホンの充電にも使いたいときに便利です。またクイックチャージ(QC3.0)にも対応しており、Android機種でも急速充電に使えるのもポイント!
4. Omars
B07GW9F469
・最大45Wの出力 ・USBポートが3つある ・クイックチャージ3.0対応 |
鏡面ブラック加工が印象的なアダプタ
USB-Cポートが1つ、USB-Aポートが2つあり、3台のデバイス充電ができるようになっています。クイックチャージ3.0に対応しており、iPhone以外にも使える万能タイプです。
最大出力は45Wと大きく、任天堂Switch、MacBookにも充電可能。
iPhone11&モバイルバッテリーなどの同時充電用におすすめ!
5. Anker
PowerPort Atom III
・iPad/MacBookにも対応 ・新素材ガリウムを採用 ・最大60Wのハイパワー |
窒化ガリウムを採用した最先端アダプタ
ガリウムは、シリコン半導体よりも発熱を大幅に抑え、小型化ができる半導体の新素材です。
最大出力は60Wという強力パワーで、スマホ、タブレット、ノートPCなど、ほとんどの機器にフルスピードで充電可能。
iPhoneだけでなく、MacBook Pro、iPad Pro、GalaxyS10、Google Pixelにも対応しています。
iPhone11以外にも、とにかくパワーを使うユーザーにおすすめです。
iPhone 11|急速充電におすすめの充電器:卓上式
コンセントプラグがケーブルで本体に繋がっているタイプ。コンセントから離れたデスク上などに本体を置くことができます。ケーブルがあるので持ち運びには不向きですが、ノートパソコンや複数の充電に使う場合に便利です。
メーカー&価格まとめ
メーカー | 価格 | |
6 | Anker | 3,499円 |
7 | Anker | 3,999円 |
8 | RAVPower | 3,699円 |
9 | AUKEY | 4,599円 |
10 | Satechi | 6,499円 |
*価格は2019.9.14時点/Amazon
6. Anker
PowerPort I
・5ポートを搭載 ・最大60W出力 ・傷や汚れの目立ちにくい |
USB-Cポートを1つ、USB-Aポートを4つ搭載する充電器。
5台のデバイスへの同時充電が可能で、ケーブル周りをまとめられるのがメリットです。
iPhone11や、MacBook Airへの急速充電ができ、最大出力は60W。
ボディの傷が目立たないマットテクスチャ加工、過充電を防止するサージプロテクターなど安全性の高い設計になっています。
卓上式の中でも、コスパは最強クラスです。
7. Anker
PowerPort+
・スタイリッシュなデザイン ・PowerIQを搭載 ・選べるカラーは2色 |
コンセントの位置に縛られない卓上式の充電器。
本体には、アルミニウム合金のパネルが採用されており、高級感のある仕上がりになっています。
最大60Wの5ポートで、多くのデバイスに対応した「使い勝手が良さ」がポイント。
USB4ポートには、Ankerの独自技術「PowerIQ」が搭載されており、繋いだデバイスの最速スピードを選んで充電する機能があります。
色は、ホワイト、ブラックの2色から選べます。
8. RAVPower
RP-PC059
・最大60W出力の5ポート ・手のひらサイズ ・18か月の安心保証 |
5ポート最大出力60Wの卓上モデル「RP-PC059」
iPhone以外にも、MacBook Pro、MacBook、任天堂 Switchなどの人気デバイスにも対応しています。
大きさは「10.1cm x 6.9cm x 2.9cm」で、手のひらに乗るコンパクトなサイズです。AC電源コードは、1.5メートルと比較的長さがあるので、高いテーブルの上でも活用ができます。
また18か月という品質保証があるのも、ユーザーにとっては嬉しい。
9. AUKEY
PA-Y12
・省スペース化ができる ・3ポート ・最大出力は60W |
AUKEY(オーキー)の60W最上位モデル
ポート数は3つと少ないものの、本体はコンパクトになっているため、デスク周りの省スペース化ができます。最大出力は60Wで、他メーカーにも劣らない能力になっています。
オーキー・グリーンとも呼ばれるポートカラーが大きな特徴で、このデザインにハマってオーキーで揃えるというユーザーもいる程です。
10. Satechi
ST-MCTCAM
・4ポート&最大出力75W ・クイックチャージ3.0搭載 ・海外旅行に強い |
アメリカ・サンディエゴを拠点にする「サテチ」が展開するパワーチャージャー。
スペースグレイのメタリック仕上げは、Apple製品との相性が良く、アップルユーザーを強く意識しているデザインといえます。
タイプCポートは、最大60Wのパワフルな充電が可能。またAポートにはクイックチャージ3.0を搭載しており、多くの対応デバイスにも急速充電ができるようになっています。
取り外し可能なACプラグや、各国の様々な電圧に対応できる「100-240V」の広い入力幅も魅力です。
これ1台で完結できると評価されるハイスペック充電器になっています。
iPhone 11|急速充電におすすめの充電器:ワイヤレス充電式
充電パッドの上にスマホを乗せて充電するタイプ。直接充電するタイプより、充電スピードは遅くなってしまいますが、ケーブルの抜き差しが不要で、ストレスが無くなります。
メーカー&価格情報まとめ
メーカー | 価格 | |
11 | Anker | 4,999円 |
12 | belkin | 4,482円 |
13 | iOttie | 3,190円 |
14 | belkin | 3,582円 |
15 | Anker | 3,999円 |
*価格は2019.9.14時点/Amazon
11. Anker
PowerWave 7.5 Stand
・画面が見やすいスタンド式 ・最大出力は10W ・2色から選べる |
Anker製のワイヤレス充電スタンド
iPhone11(7.5W)のワイヤレス充電にも対応しており、充電器としては最大10Wまで出力できます。
立て掛けて充電するタイプで、常にスマホの画面が見えるためメールなどチェックがしやすく、充電したままでも画面操作ができるのが特徴です。
選べるカラーは、ホワイトとブラックの2色。
クイックチャージ3.0に対応した電源ACアダプタがセットになっています。
12. belkin
BOOST UP Stand
・縦置き横置きができる ・最大出力は10W ・ケースのまま充電可能 |
米国メーカー「ベルキン」のワイヤレス充電器
縦置きと横置きができるデザインが特徴です。見た目も、ベルキンらしい西海岸カフェスタイルの素材感と雰囲気があります。
電源アダプター付きのセットで、「5W/7.5W/10W」の3つの出力に対応しています。
厚さ3mm以下ならケースのまま充電ができるので、職場デスクなどに便利です。
13. iOttie
Wireless Mini Fast Charger
・ニューヨークスタイル ・全4色から選べる ・珍しいファブリック素材 |
ニューヨーク・ブランド「iOttie(アイオッティ)」
出力は「5W/7.5W/10W」の3パターンを標準装備。
充電器の素材としては珍しい布繊維(ファブリック素材)を採用しています。見た目がやさしくて暖かみのある素材なので、部屋の雰囲気を壊さないのが最大の魅力です。
またアッシュ、アイボリー、チャコール、レッドの4色から選べるなど選択肢も多くなっています。
18Wの電源アダプタ付きとしては、かなり価格も抑えており、最近、注目されているメーカーです。
雰囲気を大切にしたいユーザーにおすすめ!
14. belkin
BOOST UP Pad
・軽量コンパクトなサイズ ・シンプルでおしゃれ ・持ち運びもできる |
パッドタイプのワイヤレス充電器
手のひらに”ちょこん”と乗せられるほど、軽くてコンパクトなサイズですが、ワイヤレス充電器としての充電スピードもトップクラスです。
アップルストアでも取扱いがあり、iPhoneとの相性は抜群!
電源アダプター付きで、ブラックとホワイトの2色から選べます。また3年間の長期保証も嬉しいポイントです。
15. Anker
PowerWave 10 Dual Pad
・2台同時に充電できる ・低価格は魅力 ・最大出力は10W |
5月に発売された最新ワイヤレス充電器
性能と価格のバランスは、さすがアンカーといえる最新モデルです。
出力は「5W/7.5W/10W」の3つに対応。何より2台同時に充電ができるデュアルタイプなので、iPhone11の他にもう1台充電ができるのが最大の魅力といえます。
デスクや部屋よりもリビングだったり、職場の休憩スペースに向いています。
充電器2台分のパフォーマンスで、このコストは凄いです。
選び方 |
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iPhone11に限らず充電器を選ぶときには、ひとつづつ考えをまとめていくと失敗しにくくなります。
充電器
まずは充電器に求める「速さ」を決める!
速さを重視なら、コンセント式、卓上式の2つに絞られます。速度よりも手軽さを重視するならワイヤレス充電器が選択肢に入ってきます。 |
それから使い方や場所を考えます。
使い方&場所
「1台に使う or 複数デバイスで使う」
「持ち運ぶ or 移動させない」
「電源の近く or 机の上」
そうすると、選択肢はかなり絞られてきます。
例えば、iPhone11だけを充電。毎日持ち運び。電源の近くで充電するという人の場合、「持ち運びやすいコンセント式(1ポート&折り畳みプラグ)」が条件になります。
複数デバイス = ポート数が多いタイプ
移動させない = 卓上式、ワイヤレス式
など具体的な使い方がイメージあると、希望する相手(充電器)を見逃しにくくなります。
USBケーブル
iPhone11に付属しているUSBケーブルは、USB-A to Lightningという種類のケーブルです。
USB-Cポートの充電器(18W以上)で使うには、USB-C to Lightningのケーブルも必要になります。
基本的には、USB-Cタイプ+パワーデリバリー対応(PD対応)さえしていれば、18W以上の大きなパワーにも使えるので、あとはケーブルの長さや、充電器と同色で合わせることを考えれば大丈夫です。
まとめ
アップルの発表では、iPhone 11はXRよりも動かせる1時間伸びたということで、フル充電で動かせるのは「約13時間」ということになります。
他社スマホと比べても、iPhone11はバッテリー関連が大きく進化していないので、急速充電器がないと不便に感じることが多くなりそうです。
もし使っていて充電が遅いと感じたら、18W充電器を試してみる価値はありますよ!
*iPhone11の急速充電について
iPhone11だけでなく「iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro MAX」でも急速充電の条件は同じです。もしProに付属している充電器(18W)が壊れたとしたら、今回紹介した18W以上の充電器(PD対応)を使うことで、急速充電ができる環境になります。