スマートフォン、ゲーム機など幅広いカテゴリーにある「充電器」
今回は、充電器の処分方法を解説していきます!
目次(ページコンテンツ)
充電器の捨て方
充電器は、廃棄物(ゴミ)になるとき「小型家電」というカテゴリーに分類されます。
注意したいのは、充電式モバイルバッテリー、スマホに内蔵されるバッテリー等はまったく違うカテゴリーになることです。こちらも後半で解説します!
充電器はどうやって捨てる?
充電器は、基本的に「可燃ごみ / 不燃ごみ」として捨てることはできません。
なぜかというと、スマホや充電器は、小型家電リサイクル法によって、リサイクル処分が義務付けられているからです。
一般的なゴミのようには処分はできませんが、捨て方は簡単です。
もっとも簡単な処分は「使用済み小型家電の回収ボックス」に廃棄すること。
自治体やキャリアショップに置いてある回収ボックスに持っていくだけで、もちろん「無料」で処分ができます。
回収ボックスはどこにある?
住んでる地域によって異なりますが、回収ボックスは、自治体(役所)、ショッピングセンター、家電量販店、携帯キャリアショップのほか、最近では駅、郵便局、学校施設などにも置かれています。
回収ボックスってどんなもの?
使用済み小型家電の回収BOXは、少し大きめの箱!
公共の場所にある大きめのゴミ箱をイメージすると分かりやすいかもしれません。ボックスの色は、黄色、ピンク、緑、青など、地域によって様々です。
箱には「使用済 小型家電 回収ボックス」「小型家電 回収BOX」などと書かれている場合がほとんど。ボックスには、概ね 15 センチ(縦) × 30 センチ(横)の口が空いており、ここに入る小型家電が「回収ボックスで処分できる対象」になります。
小型家電ってどれ?
小型家電には、充電器以外も含まれており、スマホ、タブレット、電話機、ゲーム機、カーナビなども対象です。
リスト一覧はこちら
特定対象品目(小型家電) |
携帯電話(スマホ)/ PHS / PC(モニターを含む)/ タブレット / 電話機 /ファックス / ラジオ / デジタルカメラ / ビデオカメラ / フィルムカメラ / 映像用機器(DVD、HDD、BD レコーダー / ビデオテープレコーダー / チューナ / MD プレーヤー / デジタルオーディオプレーヤー(フラッシュメモリ / デジタル・オーディオプレーヤー(HDD)/ CD プレーヤー、デッキ除くテープレコーダー / ヘッドホン及びイヤホン/ IC レコーダ、補聴器)/ 補助記憶装置(ハードディスク、USB メモリ、メモリーカード)
電子書籍端末 / 電子辞書、電卓 / 電子血圧計 / 電子体温計 / 理容用機器(ヘアドライヤー、ヘアーアイロン、電気かみそり、電気バリカン、電気かみそり洗浄機、電動歯ブラシ)/ 懐中電灯 / 時計(スマートウォッチ含む)/ ゲーム機(据置型ゲーム機、携帯型ゲーム機、ハンドヘルドゲーム(ミニ電子ゲーム)/ ハイテク系トレンドトイ)付属品(リモコン、AC アダプタ、ケーブル、プラグ・ジャック、充電器 など カー用品(カーナビ、カーカラーテレビ、カーチューナー、カーステレオ、カーラジオ、カーCD プレーヤ、カーDVD、カーMD、カースピーカー、カーアンプ、VICS ユニット、ETC 車載ユニット) |
*環境省ガイドラインから引用
ほかの処分方法はある?
回収ボックスで処分する以外にも方法はたくさんありますが、これにも地域差があります。
環境省からリリースされている回収方法はこちらです。
回収の種類 | 回収の方法 | 実施の状況 |
ボックス回収 | 回収ボックスに廃棄する方法 | 多い |
ステーション回収 | いまの分別収集システムでステーション(ごみ排出場所)ごとに定期的に行っている資源物回収に併せて、小型家電ごみを分別して、回収する方法。 | 少ない |
ピックアップ回収 | 不燃ごみや粗大ごみといった一般廃棄物の分別区分にそって回収し、回収した一般廃棄物から使用済小型家電を自治体側で選別する方法。 | 少ない |
集団回収・市民参加型回収 | 資源物のグループ回収をしている市民団体が使用済み小型家電を回収する方法 | 少ない |
イベント回収 | 自治体のイベント等で、回収ボックス等を置いて回収する方法 | 少ない |
清掃工場等への持込み | 自治体が運営する清掃工場や資源化センター、または管理委託する施設へ持ち込む方法 | そこそこ |
戸別訪問回収 | 持ち主が自治体へ連絡して、担当者または依頼を受けた業者が、家まで直接引取りに行って回収する方法 | 少ない |
住んでる地域の回収拠点を調べる方法
住んでいる地域の回収拠点を調べたいときは、Google 検索で「地域名 + 小型家電 + 回収ボックス」もしくは「地域名 + 小型家電 + 回収拠点」で調べると分かります。
自分の生活圏で処分したいときは、通勤通学や、お出掛けするときに、「携帯キャリアショップ」「家電量販店」などに寄り道をすると、意外と簡単に回収ボックスを見つけることができると思います。
寄り道するのも面倒なときは「店名 + 小型家電 + 回収ボックス」で検索するとヒットするはずです。
どこにも見つからない場合、お住まいの自治体や清掃局などに問い合わせてみましょう。
モバイルバッテリーの処分方法は?
リチウムイオン電池などのバッテリーは、充電回数が約 500 回を超えると、性能は半分くらいまで劣化します。
最近のスマホやモバイルバッテリーに使われているのは、リチウムイオン電池ですが、メーカーによっては、ニッケル水素電池が使われていることもあります。内蔵電池の種類については、電池本体に書いてある「リサイクルマーク」で確認することができます。
電池系(バッテリー)を捨てるときは、特に注意が必要です!
劣化したバッテリーは衝撃で電池が発火し、火災になる恐れもあり、必ず小型家電や乾電池とは分けて、専用の回収ボックスに廃棄するようにしましょう。
充電式電池の回収ボックスには「ニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池」のリサイクルマークが貼られています。もし捨てようとしている電池に同じ表記があれば「回収ボックスに入れてOK」ということです。これを確認すると間違いが起こりません。
充電式電池の回収ボックス
こちらも役所や家電量販店、ショッピングセンター、キャリアショップによく置いてあります。
一般的にも、よく使われている「乾電池」は、これとは違うボックスで、乾電池用と書いてあります。
まとめ
以上、充電器の処分方法の解説でした!
調べてみると意外と多くのユーザーの生活圏に回収ボックスが置かれていることが分かると思います。
充電器やバッテリーは絶対にゴミ箱には捨てず、まずは近くにある回収ボックスを探すことをおすすめします。
ではまた!