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iPhone 16のワイヤレス充電ガイド|最適な充電器の選び方

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いよいよ9月に発売された「iPhone 16」

このモデルで大きく変わったスペックのひとつとして話題になっているのが、ワイヤレス充電の機能です。

iPhone 15までは、最大で15W出力のワイヤレス充電でしたが、iPhone 16では最大25W出力まで対応。

この記事では、iPhone 16 に関わる「ワイヤレス充電の規格」「速度の違い」「充電する方法」など、どこよりも詳しく解説していきます。

iPhone16 のワイヤレス充電について

まずはじめに「何を使えば早く充電できるの?」という方に向け、最速のワイヤレス充電についてサクっと説明します。

iPhone 16 最速のワイヤレス充電は「1 つ」

充電パッドは、アップル製「MagSafe(マグセーフ)」です。

理由は、IOS対応で25W出力できる充電パッドは、どこのメーカーにもないからです。

これに「30W USB-C充電器」を揃えると、iPhone 16の性能をフルで引き出すワイヤレス充電になります。

USB-C充電器については他メーカー品でも代用ができます。ただし必ず30W以上の出力が必要になるのでご注意を。

 

ではここからは、iPhone16 のワイヤレス充電規格について解説していきます。

後半では、カテゴリー別におすすめ充電器をピックアップしているので、そちらも参考にしてみてください。

充電の規格

iPhone16が対応するワイヤレス充電規格は「3つ」

Qi Qi2 MagSafe
出力 7.5W 15W 25W
充電速度 遅い 速い 高速
マグネット
価格 安い 程々 高い
OS iOS/And iOS/And iOS
デバイス 多種 多種 iPhone

すべて覚えなくても、充電の速さの雰囲気だけ感じられたら大丈夫です。

Qiはチーと読みますが、iPhoneだけでなく、Andorid機種とも共通したワイヤレス充電の標準規格になっていて、世界でもっとも普及している規格です。

iPhoneだと7.5Wのワイヤレス充電が可能。どのOSでも使えるため汎用性は高いですが、マグネットなし、パワー、安全性の意味でも古くなってきて、23年には次世代規格であるQi2が発表されました。EPP規格拡張するとQiでも15W出力が可能ですが、製品がほぼありません。

Qi2(チーツー)は2023年に発表され、性能面でもQiより進化しています。発表されたばかりで、規格に対応した機種は少ないですが、今後はこちらが標準規格になるので見る機会は増えてきそうです。

現在は、充電効率を上げるためのマグネット式を採用していて、最大15W出力の性能になっています。

MagSafe

MagSafeは、アップル独自のワイヤレス充電規格となっていて、iOSデバイスであるiPhoneにだけ使える規格です。以前使われていたライトニングの充電規格と似た存在になります。組み合わせる充電器によって15W、25Wのパワーで出力します。

また資源の無駄になると言われたら、いつかUSB-Cのように統一の規格になるかもしれませんね。Appleブランドとして、他の規格より高めの価格帯に設定されています。

 

充電規格のスピード

iPhone16が対応する充電規格の性能には違いがあります。


iPhone16|高速充電の時間と規格

Qi 2(15W) MagSafe(25W)
50% 約35~40分 約30分
100% 約125~130分 約115~120分

iPhone 16でMagSafe(25W)を使うと約30分で50%回復。

Qi2と比較しても優れているのは間違いないです。ただトータルで、約5分~10分の充電時間の差なら、人によっては許容範囲レベルになります。

iPhone のワイヤレス充電が遅いと感じるユーザーのほとんどは、スペックを知らずにQiの7.5Wを使っていることも多いです。Qiだとフルで~4時間レベルです。もし充電スピードが遅いときは規格を確認してみてください。

iPhone16 ワイヤレス充電の対応出力

iPhone16 対応出力(ワット)
Qi 7.5W
Qi2 15W
MagSafe 15W、25W

こちらの対応出力でも、iPhone 16を一番早く充電できるのは、MagSafe(マグセーフ)

どうしてマグセーフに、15Wと25Wの2つの出力があるかというと、これは繋ぐ充電器の出力でパワーが変わるからです。

20W出力の充電器 + MagSafe = 15W
30W出力の充電器 + MagSafe = 25W

つまり30W出力の充電器を使ったとき、はじめてマグセーフは、iPhone16の性能を最大限に引き出します。

 

iPhone 16の充電スピードの覚え方

低速ワイヤレス充電(7.5W) = Qi
中高速ワイヤレス充電(15W) = Qi2
高速ワイヤレス充電(25W) = MagSafe

こんなふうに規格ごとに整理しておくと分かりやすいです。

充電する方法

続いては、iPhone 16をワイヤレス充電する方法です。

1. 電源、充電器、充電パッドを繋ぐ

2. 充電パッドの上にiPhone 16を置く or マグネット式ならiPhone背面にパッドを付ける

3. 充電スタート

*iPhone側の操作は必要ありません

充電に必要なもの

iPhone 16を購入してもワイヤレス充電のための付属品はないので、すでに持っているものを使うか、なければ別途購入しないといけません。

ワイヤレス充電に必要なものは「2つ」です。

1.マグネット式の充電パッド

充電パットには、置くだけ充電タイプもありますが、充電ポイントが少しでもズレると充電効率が一気に悪くなるので、中高速~高速充電をするならマグネット式になります。

マグネット式の規格は「Qi2」か「MagSafe」です。

2.USB-C充電器

コンセントに接続するためには、USB-Cタイプの充電器が必要です。

iPhone16への高速充電を考えると、20W~30W以上の出力ができる充電器が理想になります。

 

パッドと充電器の選び方

選び方としては「スピード」を決めることです。

スピードにこだわりたいユーザーなら
思考停止で「Magsafe」に決めちゃって大丈夫です。

いまは、これと同じ性能の充電パッドがほかにはありません。

充電がトータルで10分程度遅いぐらいならってユーザーなら、Qi2規格が選択肢になってきます。こちらはアップル製品よりコストが抑えられるのがメリットです。

「スピードが決まると規格が決まる」

かなりおそい = Qi
まぁはやい = Qi2
はやい = Mag

「規格が決まると充電器が決まる」

Qi2 = 20W 充電器
MagSafe = 30W 充電器

ここまで決まってしまえば、あとは予算に合うものを探すだけです。

もし使い方に特別な事情があったり、充電スピードにまったくこだわらないユーザーなら Qi の 7.5Wの充電パッドも選択肢です。それだとコストはさらに抑えられます。

そちらはセット売りもあるので、パッドと充電器で3,000円以内におさまりますよ

 

おすすめパッド&充電器はコレ!

高速、中高速、低速のカテゴリーに分け、おすすめパッドと充電器をピックアップ!

高速ワイヤレス充電にオススメ
高速ワイヤレス充電のための必須条件は、MagSafe + USB-C 30W 充電器です。

1.Apple
MagSafe


・最速のワイヤレス充電パッド
・アップル純正品
・最大25Wに対応

25Wの高速充電パッドは「MagSafe」だけです。

MagSafeは選べるケーブルが 1mと 2mのみです。この長さで価格も違いますが、長さ = 電源から届く範囲になります。

デスク周り、ベッド脇など購入する前に使う環境をイメージしましょう。

2.Apple
USB-C 30W 充電アダプタ


・最大30W出力の充電器
・サイズが大きい
・アップル純正品

同じくApple 30W USB-C電源アダプタ。純正品なのでフォローアップ、動作は安定しています。

少しコスト高くて、サイズが大きいのがデメリットです。アップルの充電器は持ち運びがしにくいのが定番になってます。

3.ELECOM
EC-AC7830


・最大出力30W
・コスパに優れる
・小さいサイズ感

充電器については、最低30W出力以上あればいいので、コストが安いエレコム製「EC-AC7830」はオススメです

ほかのメーカーなら AnkerBelkin も2,000円台であります。このへんはユーザーの好みになります。

MagSafeのカラーはホワイトなので、合わせるなら充電器もホワイト系が合います。というかアップルの充電関連って全部ホワイトしかないんですよね。

メーカー 価格
パッド Apple 5,930円
充電器 Apple 4,800円
充電器 ELECOM 1,590円

*Amazon 価格 24.9.28 時点

 

中高速ワイヤレス充電にオススメ
中高速ワイヤレス充電の必須条件は、Qi2/MagSafe + USB-C 20W 充電器です。Qi2規格があると選択肢は広がります。

マグセーフを選んでもいいですが、せっかくなのでコストを抑えられるサードパーティ製品から

1.Anker
MagGo Wireless Charger (Pad)


・ケーブル長さ1.5m
・2色から選べる
・最大出力 15W

Ankerワイヤレス充電パッド Qi2対応モデルで、マグセーフより2,000円くらい安いです。

ケーブルも1.5メートルと取り回しできる範囲が広い。ブラックとホワイトの2色から選べるのもポイント。

2.ELECOM
EC-MA01SV + EC-AC7320


・パッド&充電器セット
・Qi2対応モデル
・最大15Wのワイヤレス充電

エレコム製のワイヤレス充電セット。Qi2対応充電パッドと20W充電器がセットになっていて、これだけで15W充電の環境が揃えられるのがメリット。

そもそもセットで売っているものが少ないので、手持ちが何もないユーザーにはおすすめ。

3.Anker
PowerPort III Nano 20W


・コンパクトサイズ
・最大20W出力
・ロングセラーモデル

Anker製、USB-C 20W充電モデル。コンパクト設計で、Amazonレビューでも2万件を超えています。

これ発売したの何年前だ?って思うくらい売れ続けています。もちろん基盤システムなどはアプデされてますが、5年くらい経ってもAnkerの主力でいます。

メーカー 価格
パッド Anker 3,990円
セット ELECOM 4,739円
充電器 Anker 1,780円

*Amazon 価格 24.9.28 時点

 

低速ワイヤレス充電にオススメ
低速ワイヤレス充電のための必須条件は、Qi規格の7.5W出力です。とにかくコストが安いワイヤレス充電になります。

1.Belkin
WIA005btBK


・カルフォルニア発のメーカー
・2mケーブル
・7.5W出力に対応

カルフォルニア発の Belkin (ベルキン)らしいデザインの充電パッド。

ベルキンはアップルストアでも取り扱いのあるブランドなので、安心感があります。こちらはマグセーフにも対応しているので、ピタっと付きます。

充電器とのセットではなく、10W出力以上のUSB-C充電器に繋ぐタイプです。

2.Amazonベーシック
WPC10-3CCOA


・7.5W出力に対応
・スタンドタイプ
・パソコンから給電できる

Amazonベーシックのワイヤレス充電パッド

スタンド式の縦置きタイプ。デスクの上に置いて、目線だけで画面を確認できるのがメリット。

付属のUSB-Aコネクターを使うとパソコンから給電できるので、充電器はいりません。Qiに対応していて、 iPhone 16に7.5Wのワイヤレス充電ができます。

3.NANAMI
U6+XY18U30-QC


・パッド&充電器セット
・平置きタイプ
・コスパに優れる

Qi規格に対応する置くだけ充電器

7.5W出力の充電パッドと充電器がセットになっていて、これを買うだけでワイヤレス充電ができる環境になります。

NANAMIは、ワイヤレス充電が始まったころから、アマゾンで安さに特化しているんです。Ankerとかと競争して生き残ってるってすごいですよね。

セットで約2,000円は安すぎですが、あやしいブランドではないですよ。

メーカー 価格
パッド Belkin 2,636円
パッド Amazonベーシック 2,221円
セット NANAMI 2,105円

*Amazon 価格 24.9.28 時点

 

充電が遅い・できないとき

iPhone16のワイヤレス充電に慣れるまでは、動作的に不安になるユーザーも増えるでしょう。よくあるワイヤレス充電のトラブルから解決策を考えていきます。

1.高速充電になっていない

ワイヤレス充電が高速充電になっていないことがあります。

まず充電パッドや充電器が高速充電に対応しているか仕様、メーカー型式などから調べてみます。

高速充電には、Apple 製 MagSafe と30W出力の充電器を使う必要があるので、使っている充電パッドや充電器を確認して、対応していなければ、どうするか検討しましょう。

 

2.ケースが干渉している

使っているiPhoneケースが厚すぎたり、金属製だとワイヤレス充電に影響が出てしまうことがあります。

充電するときにケースを外して試す。もしケースが原因だった場合、充電に干渉しないケースに変えるか、MagSafe対応ケースを使うことも選択肢になってきます。

3.iPhoneが充電を制限している

iPhoneの設定によって、バッテリー劣化を防ぐため、充電速度を制限しています。

設定→バッテリーから「最適化されたバッテリー充電」機能がオンになっていると、充電中に80%を超えると速度が制御されます。

この機能を一旦オフにして充電が改善されるか試します。ただし常にオフにするとバッテリーの劣化に繋がるので、試し終えたらオンに戻しましょう。

もしこのせいで充電が遅いと感じていたら、どうするかは難しい判断です。バッテリーが劣化するのは嫌なので、わたしなら諦めます。

 

4.熱くなりすぎている

iPhone 16や充電パッドが過熱しすぎると、充電速度が自動的に遅くなったり、途中で停止することがあります。過熱を避けるために、iPhoneや充電パッドをできるだけ涼しい場所に置きます。またワイヤレス充電中にiPhoneを使うのは控えましょう。

もし過熱が続いたり、異常な熱さがあるときは、すぐに充電を中止してメーカーに相談します。

 

5.パッドがズレている

マグネット式でないときは、iPhoneがパッドの正しい位置に置かれず、充電が遅くなったり、充電されないときがあります。

iPhoneがパッドの中央の充電位置にちゃんと置かれているかよく確認しましょう。何度もズレるなら充電パッドの設計に問題があるかもしれません。

このズレが気になるならマグネット式パッドを使うと解決できます。

6.規格や出力が合っていない

充電パッドと充電器の充電規格や出力が合っているかを確認します。出力が足りなかったり、互換性がなかったときは充電が遅くなったり、充電できない場合もあります。

説明書や仕様をチェックしてみて、iPhone16の対応規格に合う充電パッドと充電器に変えます。

 

7.充電パッドや充電器の異常

充電パッドや充電器アダプタに、割れや損傷がある場合は、絶対に使わないでください。

すぐに購入店やメーカーに問い合わせて交換や修理するようにしましょう。

 

8.ケーブルに曲がりクセなど異常がある

充電パッドや充電器に使っているケーブルがヘンに曲がっていたり、傷などの損傷があると、充電が不安定になることがあります。

目で見ておかしな所があるなら使うのをやめて、新しいものに交換したほうが安心して使えますよ。

 

トラブルのまとめ
ケース交換、iPhone設定など自分でできることもありますが、機器の異常だったりで不安に感じたときは、すぐに使うのをやめて、メーカーに相談するようにしましょう。

ではまた!

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