こんにちは、マグ(MAG)です。
先日、Huawei(ファーウェイ)のスマートバンド「Honor Band 5」を購入!
結論からいうと、このガジェットは買って失敗!
何が悪くて、どこが使えなかったのか?
今回は、低評価のポイントもまとめているので、ぜひ購入前の参考にしてみてください。当記事は Honor Band 5 を使ってわかったこと、製品の特徴や使い方まで、わかりやすくレビューしていきます!
目次(ページコンテンツ)
Honor Band 5 レビュー
まずは「Honor Band 5」の基本スペックを紹介しますが、同じスマートバンドのライバル「Xiaomi – Mi Band4」のスペックと比較しながらチェックしていきましょう!
Honor Band 5 | Mi Band 4 | |
RAM | 384KB | 512KB |
ROM | 1MB | 16MB |
ディスプレイ | 0.95インチ(タッチパネル) | 0.95インチ(タッチパネル) |
解像度 | 240×120 | 240×120 |
重さ | 22.7g | 22.1g |
画面保護 | 2.5D強化ガラス | 2.5D強化ガラス 耐指紋コーティング |
防水 | 5気圧 | 5気圧 |
バッテリー持続 | 最大14日 | 最大20日 |
充電時間 | 約100分 | 約120分 |
Bluetooth | 4.2ver | 5.0ver |
センサー | 3軸加速度計 + 3軸ジャイロスコープ 光学心拍センサー 赤外線摩耗センサー |
3軸加速度計 + 3軸ジャイロスコープ PPG心拍センサー 静電容量式近接センサー |
バイブ機能 | あり | あり |
専用アプリ | Huawei Health | Mi Fit |
ストラップの長さ調節 | 130-210mm | 155-216mm |
ストラップ材質 | シリコンゴム | 熱可塑性ポリウレタン |
リストバンド幅 | 16.5mm | 18mm |
スペック内容を並べて比較すると同等のスペック(仕様)も多いですね。
ただ Xiaomi Mi Band 4 の方が優れている「RAM&ROM」「バッテリー性能」「Bluetooth」などの項目もあります。今回は、Xiaomi Mi Band 4 も同時に購入しているので、どういった違いがあるのか?記事内でも解説します。
パッケージ&外観 |
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Honor Band 5 の付属品や外観は?
パッケージと付属品
白×青のパッケージで、紙質もしっかりとしたもので作られています。
同梱されている付属品は4つ
・スマートバンド本体
・充電ドック
・充電ケーブル
・取扱い説明書
取扱い説明書には、日本語がありません。グローバル版のため、英語やラテン語などの多言語訳になっています。それほど難しい設定はないですが、スマートバンドの設定に慣れてないと戸惑う部分があると思います。
*初期設定は ”使い方ガイド” で紹介します!
外観・デザイン
バンド本体と充電ドック
カラーはブルー(ネイビーに近い)
バンド本体は、直線的なデザインで、丸みが少なくスマートな感じ。この画像だと黒っぽく見えますが、実際はもう少し明るいネイビーになっています。
ストラップには、柔らかいシリコンゴム素材が採用されています。ベルト穴が大きくて、少しオモチャっぽさがあるのが特徴です。3,000円台という価格でも、この「安っぽさ」はチョット残念。デザインに気を使いたいユーザーには痛いところです。
機能と特徴 |
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時計機能やアラーム、着信SMSの通知のほかに、大きな特徴となる機能は?
血中酸素濃度(SpO2)の測定
注目されている機能は、血液の中にある酸素濃度を測る機能「SpO2」
SpO2は、高価格帯のスマートウォッチに搭載されてきている機能で、3,000円台のスマートバンドに搭載しているモデルはありません。最近は「肺炎になると血中酸素濃度が下がることもある」という医学的な情報もあり、コロナ禍で注目されている機能でもあります。
健康な人には、そこまで必要のないデータではあるものの、アクティビティとしては、標高の高い登山などで高度順応のチェックに使うこともできますし、「体調が悪い、呼吸が苦しい」など、もしものときにも使える機能です。
10種類のアクティブトラッカー
運動するときに使える10種類のトラッキング・モード
Workout (ワークアウト) |
Outdoor Running(ランニング) Indoor Running(ランニングマシン) Outdoor Walking(ウォーキング) Indoor Walking(室内ウォーキング) Outdoor Cycling(サイクリング) Indoor Cycling(フィットネスバイク) Swimming(水泳) Cross Trainer(クロストレーナー) Rower(ローイング・マシン) Free(フリー) |
各モードでは、距離、時間、心拍数、消費カロリーなどが表示され、それぞれ運動中や運動後のデータをスマホとバンドに取り入れてくれます。またワークアウト選択時には「300キロカロリー消費したら」「1キロ通過したら」などのタイミングで通知を受け取ることが可能です。
睡眠・心拍数モニタリング
ユーザーの睡眠の質、心拍数をモニタリングして、体の状態をデータ化します。
睡眠 | 心拍数 |
合計睡眠時間 深い睡眠 浅い睡眠 目が覚めた回数 |
最新の心拍数 最小~最大の心拍数 休息時の心拍数 高い心拍数 |
モニタリングされたデータは「日別、週別、月別、年別」の4パターンで分けて確認ができます。それによって過去や現在のデータを比較することで「きちんと睡眠できているか?」「心拍数に変化がないか?」などのセルフチェックが可能。
使ってわかったこと |
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実際に使ってみたHonor Band 5 の使用感とレビュー評価について
使用感
バンド本体のデザインは直線的でスタイリッシュですが、バンド穴のデザインにはチープさがあります。またベルトにある「美錠」と「つく棒」の設計が甘くなっていており、動作が軽くなりすぎてベルトがうまく抜けないことがありました。
重さは23グラム
重量は軽くて、長く装着していても腕への負担は小さいです。
Honor Band 5 は、初期設定を行うと、すぐにアップデート(更新)が始まりますが、これが辛い現実への入り口なります。
3時間越えのアップデート!
いくら RAM と ROM が高くないスペックとはいえ、3時間は遅すぎです。Mi Band 4 の場合、アップデートで待った記憶がないので、時間は掛からなかったと思います。
タッチディスプレイの反応は、サクサク動いて操作感は、まずまず快適です。
スポーツ用のワークアウトモードは、種類も多くて幅広いアクティブユーザーに対応しています。
ただ歩数や睡眠時間の不安定さに戸惑う場面もありました。歩いてないのに歩数が増えていたり、寝ていないのに「22分」寝ていたりと、搭載しているセンサー精度(設定)に問題がありそうです。どちらかというと歩いたり動いているときの歩数カウントは安定しています。
数日間使ってみると、バッテリー消費が早いのが気になりました。
フル充電(100%)から5日後で29% 8日後にバッテリーが切れました。理論値としては6-14日稼働というリリース情報があるので、まずまず14日は持たないという印象です。設定は、活動促進と心拍数(スマート)を有効にしていて、そのほかはバッテリー消費が速くなりそうな機能は使っていません。
一方、「Mi Band 4」のバッテリー稼働は最大20日ですが、同じような条件で17日バッテリーが切れませんでした。
評価
すでに低評価になるポイントが多いので、あえて評価はしませんが、買って後悔した理由は3つです。
センサーの不安定さ
歩数や睡眠時間が何もしていないのにカウントされるのを見ると、ほかの数値の信頼度も下がってしまい、結果的に使うユーザーにとって「信頼性がなく精度の低いデータ」になってしまうこと。
文字盤デザインがダサい
Honor Band 5 だけのデメリットではないですが、文字盤デザインやアプリのUIデザインは古臭いです。中国メーカーには安さと技術があるのは間違いないですが、製品や企業のブランディングは、欧米や日本メーカーと雲泥の差になっています。
バッテリー消費
Honor Band 5 は、充電するときに本体を取り外す必要がないため、かなり期待していたところ。ただ「充電しやすい」って長所を、「バッテリー消費が早い」って短所で、打ち消してしまっています。充電のしやすさは、Mi Band 4 に勝てる長所だったので、かなりのマイナスポイントです。
Honor Band 5 と Xiaomi Mi Band 4 どちらかを選ぶとしたら「Mi Band 4」を選びます
使い方ガイド |
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Honor Band 5 が好き!というユーザーに基本的な”使い方”を紹介します
初期設定の方法
初期設定(iPhone版)を日本語で解説
1.本体を充電する
2.iPhoneにアプリ「Huawei Health」をインストール
3.Huawei Healthを開く
ヘルスケア、通知許可、連絡先などにアクセスさせるか?などを選択します。例えば、メール・着信通知をスマホと連動したい場合は、通知許可が必要です。
もし個人情報を気にするなら、メールアドレスだけでも登録できます。(次へボタンの下から電話登録とメール登録の切り替えができる)*私はフリーメールのアドレスで登録しました!
4.ヘルスケアを設定
あとは、HuaweiHealthとiPhoneのヘルスケアをどう連動させるかの項目を選んで完了!
ちなみに、Android機種でも初期設定の内容は大きく変わりません。
SpO2 の使い方
SpO2モードは、血中酸素濃度の測定がうまくいかなかったり、動作が安定しないという声もあります。
血中酸素を測るときのポイント
手首にあるくるぶしみたいな骨(けいじょうとっき)よりも下に付けます。そのとき少しキツくベルトを巻きましょう。バンド本体で「SpO2」をセットし、スタートしたら腕を動かさないようにします。測定が終わったらベルトを緩めるのを忘れずに!
SpO2の測定中は、バンド本体から赤い光が発せられますが、光が見えないくらい肌に密着させます。また測定中は、机などの台に腕を乗せていた方がデータが取りやすい気がします。
文字盤のカスタマイズ
初期設定の文字盤から背景(デザイン)を変える方法
1.More(設定)を選択
2.Faces(文字盤デザイン)を選択
3.好みのデザインを選択
文字盤のデザインは全部で「8種類」になります。自分好みのデザインに変えてみてください。
まとめ
以上、Honor Band 5 レビューでした!
今回は、かなり厳しいレビュー評価になっていますが、もし「Mi Band 4」を後に使っていたら「Honor Band 5」の印象も変わっていたかも??
Mi Band 4 と比べてしまうと、使いやすさや機能に大きな差があるので、どうしても印象が悪くなってしまいます。
また Honor Band 5 の大きな特徴となっている「SpO2機能」は、登山(高地順応)をするっていう方には、使える機能だと思いますが、ほとんどのユーザーにとって、実はそれほど役に立たないデータです。
もし血圧を測定できる機能があれば、一般的なユーザーにとっては、もっと健康管理に役立つと思います。
ではまた!
Mi Smart Band 4 【マグのオススメ】