ファーストドリップには最初の1滴が1番美味しいとされる意味が含まれているそうです。日本人のほとんどがお茶を飲んでいた時代が嘘のように、今ではコーヒーは身近な存在であり、私達にとって無くてはならない文化になっています。
お茶とコーヒーには共通点も多くあるので、日本的感覚に合っていたのでしょうが、いまや自宅でコーヒー豆を焙煎する方もいるようです。でも豆を買ってきて焙煎して挽いてとなるとかなりの労力ですよね。
そこで今回は、手軽なコーヒーの楽しみ方であるハンドドリップのひとつ「ペーパードリップの方法」を紹介します。
おいしいドリップコーヒーの作り方
毎朝おいしいコーヒーを飲んで、1日の始まりにしたいという方は必見!
用意するもの
- コーヒー豆(中挽き豆)
- コーヒーカップ
- ドリップポット
- ペーパーフィルター
- ドリッパー
- サーバー
- 計量スプーン
*初めての方は安価なもので大丈夫です。もっとこだわりたいと思ったら良いものを購入しましょう。細口ドリップポットは急須などでも代用可能です。
おすすめ初心者セット
最初にハンドドリップをするとなったとき、おそらく家にないものは「5つ」
コストを抑えれば、すべて揃えても費用は、3,000円~4,000円前後です。
メーカー | 価格 | |
中挽き豆 | 加藤珈琲店 | 798円 |
ドリップポット | 竹井器物製作 | 2021円 |
ペーパーフィルター | HARIO (ハリオ) | 300円 |
ドリッパー | HARIO (ハリオ) | 300円 |
サーバー | HARIO (ハリオ) | 729円 |
*価格は2019.12.30時点
中挽き豆
ドリップポット
ペーパーフィルター
ドリッパー
サーバー
コーヒー豆の準備編
コーヒー豆は(中挽き)を用意しましょう。
今回紹介するペーパードリップの場合、中挽きタイプ(粉状に近い)ものを使用します。間違えて豆状態のものを購入しないように気をつけてください。まずは値段も安い量販店の中挽き豆で練習してみましょう。
慣れてきたらぜひコーヒー豆を売っている専門店を探してみてください。量販店の安価な豆は、どうしても香りや味に差が出てしまいます。慣れてきたときは専門店で豆を入手して、自分で挽いてみる(自家挽き)もおすすめです。
最近では何種類かのコーヒー豆をお試し感覚で全国発送してくれるお店もたくさんあります。
おすすめのコーヒー専門店はこちら
ハンドドリップのやり方(初心者編)
はじめてのドリップ(1人分:約140cc)
- それでは、はじめに水を沸かしましょう。水が沸騰するまでに、ドリッパーにペーパーフィルターをセットします。この時ドリッパーとフィルターの隙間をなるべく空けないようにセットしましょう。水が沸騰したら、火を消して冷まします(3分程)
- お湯を冷ましている間に、中挽きのコーヒー豆(約10g~12g)を計量スプーンを使いペーパーフィルターに入れます。入れた時にコーヒー豆が山盛りになりますが、軽くフィルターを振って平らにします。では、冷ましていた熱湯を確認しましょう。沸騰した時のぽこぽこした空気が収まっていれば良い加減(90度前後)です。
- お湯を注いでいきます。ここが一番の重要なポイントになります。コーヒー豆の中心を小さく円を書くように少量のお湯を注ぎ、一旦止めます。この時の湯量はサーバーに何滴かドリップする程度(20cc程)です。ドリップとコーヒー豆の膨らみ(ガス抜け)を確認し、そのまま20秒~40秒蒸らします。コーヒー豆の芳醇な香りがしてきます。
(注)慣れるまではどのくらいお湯を注ぐと2.3滴が落ちるのか分からないと思いますが、何度か試すと感覚で分かってきます。
- 蒸らし終わったら、再度円を描くように、少しづつお湯注いでください。なるべくお湯は垂直に垂らすように、ドリップの速度に合わせ一定の量で最後まで(140cc)注いでください。
(注)最後の方のドリップは雑味濃いので早目に取り捨てましょう
これでドリップ完了です
まとめ
最初の頃は誰でも失敗します。
何回かやっているとこなせるようになります。
そしてインスタントコーヒーが飲めなくなります(笑)おいしいコーヒーを作れるようになると今までより15分早く起きれるようになれるかもしれませんし、自分でこだわって作ったコーヒーを飲むのが、癒しの時間になっていくかも。
コーヒーはすごく奥深いもので、お湯の温度も低温なら苦みが少なくなります。
これは日本茶の渋味と甘みにも共通しています。そういう部分も日本人に受け入れられる理由なのかもしれませんね。みなさんも自分好みの味を探しながら、試行錯誤してハンドドリップの腕を上げて、周りの友達にもおいしいコーヒーをご馳走してあげてください。