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サッカー解説者・評論家の格付けランキング!ワースト1位は?

更新日 2023/3.9

「日本では○○はダメ!という批判や批評が非常に多い。何事においても批判というのは、常に何かを発展させる言葉でなくてはならない」

by デットマール・クラマー

 

サッカー解説者&評論家の格付けランキング

日本サッカーは、選手やクラブだけでなく、情報発信するメディア側も評価される立場になると成長が加速するといわれています。その好循環のサイクルを作るため、今回は「サッカー解説者・格付けランキング」をまとめます。

*格付けは、S級、A級、B級、C級、D級の5段階評価。

秋田豊

評価  D級
元日本代表DFで、競り負けないヘディングは代名詞。言語による表現力という意味では語彙が少なくて、ファンに伝える役割をもつ解説者としては不器用な一面も目立ちます。例えば、競り合いの技術を説明する場面では、自分の感覚になる擬音を使い「ドンっ」「バっ」などの表現が多かったので、似た感覚でないと理解がしにくいです。ただ喜怒哀楽が分かりやすいキャラや笑顔は見た目とのギャップもあって、顔が見える動画のほうが合っていそうです。

岩政大樹

評価 S
サッカー解説者としての経験は浅いものの、選手としての経験値をとてもうまく扱っています。言語化する能力も高く、言葉選びも的確。受け取る側の分かりやすさへの配慮が感じられます。紳士的であり、DF出身ならではの戦術理論と具体的な守備方策や視点があり、より深い学び、議論に発展させてくれそうです。数学の教員免許を持っていて「岩政先生」の異名を持ちます。そこまでテレビ慣れしていないところに愛嬌も。鹿島コーチ就任と思ったら、あっという間に監督に。先生がどんなチームを作るのか楽しみです。

永島昭浩

評価 D級
よく噛むキャラクター。フジテレビアナウンサーのお父さんという印象が強いかも。それほど多くの中継で解説はされてないので、解説者としてはあまり評価ができません。人当たりが良く憎めないタイプ。どちらかというとエンタメ枠の番組で、コミカルな面白さが魅力。

前園真聖

評価 D級
禁酒中のバラエティタレントさん(笑)メディアの露出が多いので、活躍した選手時代を知らない方も意外と多いです。コメントは的に当たっていたり、大きく外していたりですが、人としての誠実さや明るい存在感は抜群。これからもサッカーだけでなく、バラエティ×スポーツの架け橋として活躍してくれそう。豚のセブンがカワイイです。

本田圭佑

評価 B級
Abema が放送した 2022 ワールドカップでの解説が話題に。アルゼンチン VS フランス戦ではメッシ好きがあふれ出て笑えました。今回はサイバーエージェントの藤田社長からの直談判に特別了承したみたいで、本人は解説業には興味無さそうです。たまにこういう大きいイベントだけで解説することはあるのかもしれませんね。

福田正博

評価 C
真面目に話していても、軽い感じになってしまう言葉使いがもったいないですが、そこに本能型の点取り屋らしい性格が表れています。現役時代の経験から得られたFW目線の解説はユニークな面もありますが、深みのある戦術的・論理的な解説はないです。初心者に分かりやすい解説ですが、テレビ露出が多い人なので、入口だけではなく、ファンを常に 1 歩 2 歩先に引っ張ってきてくれる存在であってほしい。

水沼貴史

評価 B級
すでに大物ベテラン解説者の領域で、国内外リーグ関係なく安定感があります。解説者としても長く活躍している方なので、そのぶん新しいものを気付かせてくれるアウトプットは減っている気も。以前、スタジオで解説ぶりを見る機会がありましたが、解説よりもダンディなカッコ良さのほうが印象に残っています。

鈴木隆行

評価 D級
最近、フジテレビでよく起用されています。テレビは深い部分まで掘ることが難しいという意味で民放放送の枠に収まってしまっているかも?ファイトスタイルがあった選手時代と同じように強い個性があるかと言われれば?マークです。少し言葉が聞き取りづらいことがあります。

松木安太郎

評価 A級
うん、面白い!監督時代には、選手達に「お腹痛くないか?」と聞きまわってハーフタイムが終わったという伝説の持ち主。いっしょに騒げる楽しめる応援解説なら日本一。キャラクターも完成されていて、コアなサッカーファンにも認められる存在。たまに本質を突くような発言や指摘をしても、まったく観測されない(笑)時代は、理論派の潮流であっても突き抜ける個性の大切さを教えてくれます。

内田篤人

評価 B
愛されキャラのうっちー。解説者ってよりも、ピッチリポートやスタジオ解説の役回りが多いので評価は低めです。サイドバック出身者は珍しいですし、怪我の影響から若く引退したということもあって、現役選手との距離感も近くて、普通なら飛び込めない領域に入ってしまいます。ダゾーンでも番組を持つなど現代型サイドバックとして「攻守の局面」を主観的・客観的に捉えられる存在。ヒヤヒヤすることも言っちゃう性格ですが、許されてる人柄がすべて。

城彰二

評価 D級
近年、経験や知識に裏付けされたロジカルな視点で、わかりやすく言語化するって流れが解説者の王道になっています。どちらかというと本能型プレーヤー達は自分の感覚を言葉にするのが苦手だったりします。そういう意味では、城さんは我が道タイプの解説者です。お腹が出たオッサンの緩さも魅力だし、敵を作ることを恐れずサッカー協会とも戦えるタイプ。解説者が「Breaking Down」のようにエンタメ化するのもありかも。

福西崇史

評価 C級
現役時代は、身体能力が非常に高くて、日本では珍しいタイプの選手。落ち着きがあってあまり感情の揺れを見せないタイプ。そしてイケメン。すでに指導者をやりたいと公言されているので、今は現場経験や膨大なインプットをして指導者としてステップアップしてほしいですね。女性ファンが多いのはサッカー界にとって間違いなくプラスです。

戸田和幸

評価 S級
ピッチ上の戦術、立ち位置、技術や現象もできるだけ解説していくスタイル。これによってサッカーの奥深さを知ったファンも多いはずです。新しい解説のアイコンといっても過言ではなく、いつ寝てる?って思うほど欧州トレンドのインプットが半端ないです。ついに2023年シーズンからSC相模原の監督に就任。就任会見では「ここで監督をしなかったら、これまでが嘘になる」と発言。いやーかっこいいですね。開幕からSC相模原がめちゃくちゃ気になってます。哲学や原則、熱量も感じられることが見てて楽しいです。

川勝良一

評価 A級
スカパーを見る人にはお馴染の解説者。戦術や個人においても細かい部分まで、かみ砕きつつ説明してくれるので、視聴者にもファンが多い印象。テレビ露出が少なく知名度はあまりないけど、W解説とかでこういう人がいると安心できます。まったく異なる層にリーチできるインフルエンサーと連携したらどうなるとか想像してしまう。

中山雅史

評価 B級
ゴン中山さんは、たまにテレビ朝日で解説。抜群の知名度と情熱的な性格で、幅広い世代から人気がありそうです。多くの選手から尊敬される存在であり、自然と懐に入ってしまうキャラ。選手から意外な言葉を引き出したり、普通のインタビュアーには真似できないことがやれちゃう人です。そのため解説というより聞き役に回る役も多い。2023年、アスルクラロ沼津の監督に就任しました。なんかJ3の指揮官たちがおもろい

中西哲生

評価 D級
あまり試合解説の仕事はされていませんが、繋がりのあるベンゲル、ストイコビッチなどの名前ある方の影響を受けやすい印象があります。柔軟性があって良いことですが、経験した知識が古くて新しいインプットが少ないため、いまに合う言語化ができてない不器用さも垣間見える。地上波テレビで活躍するほかにも、Nメソッドなど、解説以外の分野でも活動されています。

澤登正朗

評価 D級
キックやゲームメイクなどの視点や解説が得意。選手として裏付けられた論理的な思考を感じます。ただ守備戦術などに対しては、そこまで踏み込んだ解説は少なく、テレビ画面で見ているとどこか緊張感だったり窮屈さを感じてしまう場面も。このへんは民放解説という難しさを抱えているのかもしれません。

鄭 大世

評価 A級
彼のイケボが聴けて嬉しいと思うファンは多いようです。目立ちたがりを公言している通り、自分が話すことも大好物。現役さながらブルドーザーのようにグイグイ進んでいくので、好き嫌いが分かれるスタイルかもしれません。選手としても解説者としても希少タイプ。本人は中村憲剛のような解説は無理だと話していますが、視聴者を惹きつけながら、あれだけ理路整然よどみなく言語化する能力はすごいです。

金田喜稔

評価 C級
ちょっと荒っぽさがある解説をするので、見る人を選びそうです。よく選手を見ているので、たまに思ってもいない部分で気付かされます。ただ試合中に変わったシステムや戦術への深い指摘はあまり見受けられません。ただ選手や協会など誰に対しても、へりくだる態度や表現をしないので、見ていても聞いていても気持ちがいいです。

早野宏史

評価 D級
とんでもないオヤジギャグで実況者と視聴者を困らせるのが得意。といってもスタンスを変えず、誰にもこびる様子がないのは、好印象。ただ自身の監督経験を生かした言葉は少なく、そのせいか解説者としての存在感には物足りなさを感じてしまいます。

林陵平

評価 S級
モンテディオ山形の点取り屋ってイメージが強いですが、ヴェルディ下部組織の出身らしいです。海外サッカー通というだけあって、解説を聞いていても欧州トレンドをインプットしてるなと感じます。この業界では数少ない 30代って若さも◎。言語化能力も高く、ベテランのような安心感もありますし、すでに東大ア式蹴球部の監督も務めていて、指導者経験も積んでいます。このくらい若いトップ監督が出てくるといよいよ欧州トレンドと変わらない現場のスピード感になってきそうです。

北沢豪

評価 D級
主に日本テレビで解説。態度が大きいと言われてしまうほど、存在感が大きいタイプ。キャラクターも知名度もあり、民放番組でも少しチャレンジしてほしいなと思うときもありますが、サッカー協会の会見では、田嶋会長や森保監督よりも堂々とした大物オーラを発揮しており、すごい存在感です。

清水秀彦

評価 C級
監督経験のある解説者。主にフジテレビで解説をしていて、始めてワールドカップ出場を決めたときの叫び声がとても印象的です。的を得た解説が多いのに、説得力に欠けてしまうという不思議な一面があります。

藤田俊哉

評価 C級
サッカー協会の欧州駐在強化部員を経て、22年からジュビロ磐田のスポーツダイレクターに就任。しゃべりからも頭のスマートさが分かりますし、サッカー好きというのが伝わってくる言葉が多いですが、解説者としては目立ったという部分は少ないかもしれません。引退後もオランダ2部 VVVフェンロのコーチに挑戦するなどバイタリティ溢れる人物です。クラブ・マネージメントや指導者としても期待が膨らみます。

名波浩

評価 B級
ジュビロ磐田の元監督。解説者としては中盤の視点を持っていてプレー1つ1つの細かい指摘が多かったように思います。そういう部分は、現役時代から数センチのディティールにもこだわっていたプロとしての凄みも感じさせてくれる方です。トップチームの指導者としては、なかなか結果がでていませんが、兄貴分的な雰囲気があり、どちらかというとユース年代などの指導者に向いていそうな気がします。

岩本輝雄

評価 A級
感覚的で天才肌のイメージがありましたが、短いワードで的確に本質を指摘するので、見ている側に伝わりやすく分かりやすいのが特徴的です。性格的に明るくて、ハッキリしている方で、それが良い意味で解説に表れている気がします。言葉の節々に指導者としての資質や目線も持っている印象です。

小澤一郎

評価 S級
ラ・リーガに精通するサッカージャーナリストであり、近年は解説者としての活動も増えてきた。本場スペインで鍛えられた戦術眼や情報・データ収集力だけでなく、言語化にも優れており、本場メディアの姿勢を教えてくれます。解説者という立場では、わかりやすい表現をしますが、ディープな解説や対談などはサッカーIQが高くないと理解できないことも。こういう実力派のジャーナリストに指導者をしてもらうって道があっても面白いですね。サッカーに熱量があるのは元選手だけじゃないですから。

小島伸幸

評価 D級
たまにNHKで解説されています。GK出身の解説者は珍しいですが、安定感のある解説っぷりです。ただ守備面以外の部分でいうと、そこまで海外トレンドに詳しいというわけでもなく、戦術的に深度のある解説ないかな。以前、所属するマネージメント会社の繋がりでお会いする機会があって、スポーツマンっぽく快活で気持ちのいいオジサンという印象があります。

岡田武史

評価 B級
元日本代表監督にして、サッカー協会の重鎮。カタールW杯の解説で「もう決めてくれよ」って言っちゃう茶目っ気もあり、ピッチ上で起きた現象や対策なども解説してくれます。協会幹部という立場もあって、無難な発言も多いです。 FC 今治の代表兼オーナーもしていて、そこでは育成年代のプレー原則作成など日本サッカーのため、冒険を恐れないロマンあるプロジェクトを実行中。個人的には、解説というより日本サッカー史でもっと高く評価される人物では?って感じがします。

山本昌邦

評価 D級
ロシアワールドカップは、NHKのゲスト解説として活躍。独特な表現をする方ですが、視聴者としては気を引かれるものの、その先はあまり面白みがなくなってしまう解説が多いです。どちらかというと解説者より指導者なのかな?というイメージがありますが、大きな結果はついてきてない印象です。解説を聞いているとサッカーのトレンドは追ってないというのが分かります。

風間八広

評価 A級
元名古屋グランパスの監督であり、常勝フロンターレの礎を築いた指導者。解説するのはフジテレビが主。性格的に一喜一憂したりするタイプではないので、単調リズムになるかもしれませんが、それが安心感にもなります。言葉使いが巧みで分かりやすいです。その言語化力は、監督としても存分に発揮されているでしょう。玄人が喜びそうな試合の流れを説明したり、起こっている現象(ピンチやチャンス)についての根本原因も的確に指摘します。

宮本恒靖

評価 D級
一見クールだと思いきや、解説者としては「繋げて」「そこ」「いま」など、なぜかピッチ脇にいる監督のように話してしまう。ビルドアップ失敗しても、舌打ちしちゃダメです(笑)そのように感情が入り過ぎてしまうタイプなので、代表戦の解説は向いていないかもしれません。監督としての結果は残せずに協会入り。

中村憲剛

評価 S
2020年、現役引退。川崎フロンターレのアイコンで日本代表としても活躍。めちゃくちゃ頭の中が整理されている印象で、ピッチで起こった現象のすべてを説明できるんじゃ?と思うほどの才能を感じさせます。現役生活の終盤では、言葉の影響も知っていて、チームメイトに言うべきものはあるが、あえて言わない意識もあるとインタビューで答えています。もうその時点で考え方が選手というより指導者の視点ですね。

森岡隆三

評価 B級
理路整然とした解説で、言語力もあります。解説者とのバランス感覚も押し過ぎず引き過ぎずってラインコントロール感があります。さすが代表DF!ってことを感じさせてくれますが、基本的には、プレーヤー経験に基づいた守備視点に重心があります。単純なヨーロッパサッカーのインプット量だったり、立ち位置や目線を指導者にしたりって上積みがあると、解説にもより深みが出てきそうで楽しみです。

 

ワースト解説者

 

セルジオ越後

評価 D級
戦術的なインプットはせず、足が止まってしまった言葉が多い印象です。

口癖としては「協会は」「監督の責任」「南米なら」というのが決まり文句になっています。批判をすることで成長させたいって意図や思想は感じます。ただ、その批判が今の日本サッカーのレベルアップや、メディアの成長に繋がっているかは微妙なところ。

個人的には、プロレスするなら、もっと真剣にプロレスしてほしいです。

でも辛口解説のはずが「やった~」っと思わず喜んでしまう可愛さ、長年続けられている少年サッカー教室などの草の根の活動は、闇雲に「嫌い!」と言う前に知ってほしい面ですし、プレーヤーとしての技術は天才的です。

 

ワースト記者

 

杉山茂樹 (スポーツライター)

評価 なし
わずか1試合で森保監督の批判をするライターさん

森保監督の指導者能力を肯定はしませんが、試合中に起こった現象について、深い分析をしないため、あまり整理されていない批評になる傾向あり。その結果、スポーツや人への敬意が欠けてしまう印象を持ちます。

サッカー初心者だったり、広く情報を集められない読み手が情報を鵜呑みにしてしまう怖さがある。

単に「能力がない」「解任しろ」っていう流れではなく、よりサッカーを深化させる分析が見てみたい。

見出し記事として利用する出版社やメディアもあるため、読む側のリテラシーを試させられます。

 

まとめ

格付けに関しては、独断と偏見で評価しています。

今回の評価ポイントは「技術、戦術などの幅広い知識、視聴者にサッカーを魅力的に伝えられること、聞きやすい言語化力」などです。

この評価基準は絶対ではありません。もし初心者が楽しめる解説者という基準なら、まったく異なる評価になるでしょう。

Youtube や SNS の大衆化などで、解説者にも個性が必要な時代になってきたのかなと思うと、その部分は嬉しく感じています。

反対にメディアから情報(知識)を受け取る私たちも、良い悪いのレッテルを貼るのではなく、時々でも仕事ぶりを見て、評価をアップデートしていくことが大切になってきます。

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