イヤホン

【Soundcore Liberty Air】メリット&デメリットを販売員が分かりやすくレビュー解説!

 

Soundcore Liberty Air

完全ワイヤレスイヤホンの中で人気の高いモデル

1万円以下で買えるコストパフォーマンスの良さと、軽量で防水性能のあるイヤホンとして多くのユーザーから支持されている完全ワイヤレスイヤホン。

Soundcore Liberty Air|レビュー

当記事では実際に「Soundcore Liberty Air」を使って感じたメリットもデメリットも、ありのままレビューしていきます。

 

外観と付属品

まずは「Liberty Air」の外観と付属品をチェック!

パッケージ

商品パッケージは、白と青をメインにしたデザイン。しっとりさらさらの触り心地と、しっかりした質感のある素材が使われています。高級感があるので、パッケージを見ただけでも、ただの低コストなイヤホンではないという雰囲気。


マグネットで開閉するデザイン

付属品

同梱されている付属品は5つ。イヤホンとケースのほか、耳穴の大きさに合わせるイヤーチップ、充電用のMicro USBケーブル、取扱説明書が入っています。

・イヤホン本体
・充電ケース
・イヤーチップ(4種類)
・USB to Micro USBケーブル
・取り扱い説明書

イヤーチップは「XS、S、M、L」の4つのサイズが用意されており、1人ひとりのサイズに合わせられます。ただ今回購入したものには、なぜか別袋に1組のイヤーチップが同梱されており、全部で5セットに!チョット得したかも。

ケース充電には付属品の「Micro USBケーブル」を使うことになります。USBケーブルは省スペースで持ち運びにも便利。

取扱説明書は、分厚い162ページの超大作かと思いきや、「日本語・英語・中国語・ペルシャ語」などの多言語がフォローされていて、日本語ページだけだと8ページ(P.97~P.104)と、見た目とは違ってササっと読みやすいですが、少し物足りないかも。

ケース&イヤホン

ケースは想像以上にコンパクト

重さは「57グラム」

ケースサイズ/寸法(実測)

AirPods 高さ44.3×奥行21.3×幅53.5(mm)
Liberty Air 高さ48.1×奥行29.5×幅61(mm)

サイズは、2万円クラスの「Apple製/AirPods」とそれほど変わらない大きさです。手のひらに収まり、胸ポケットにも入る持ち運びがしやすいサイズ感。

イヤホン本体の重さは、500円硬貨よりも軽い「5グラム」

長時間の使用でも疲れにくくなっています。

 

カラー

選べるカラーはブラック、ホワイトの2色。

 

使い方

デバイスとのペアリング方法やタップ操作感を解説!

ペアリング方法

iPhone&Androidの簡単ペアリング

iPhone
1.設定を選択

2.Bluetoothを選択


(Bluetoothがオフの場合はオンにする)

3.ケースから左右イヤホンを取り出すと自動検出

4.検出された「Soundcore Liverty Air」を選択

5.接続済みになったらペアリング完了

 

Android(SH-03k)
1.設定を選択

 

2.接続済みの端末を選択

3.ケースからイヤホンを出して、+ペア設定を選択

4.検出された「Liverty Air」を選択

5.有効になるとペアリングは完了

スマホ以外にも、タブレットやパソコンなど、Bluetooth対応のデバイスであればペアリングはできます。設定は、Bluetooth設定から追加をするだけなので、シンプルで分かりやすくなっています。

 

タッチパッド操作

Liverty Airには、操作ボタンはありません。操作はすべてイヤホンの背面タッチパッドをタップすることで操作します。

基本的な操作は、2回タップするか長押しするかのどちらかでシンプルです。

右イヤホン 左イヤホン
2秒押し 曲送り 曲戻し
2回タップ 再生/一時停止/受話/終話 音声アシスタント起動

ほかにも、右イヤホン2秒押し=着信拒否、2回タップ=キャッチホン切り替えなどがあります。初めてパッド操作するユーザーにとっては慣れるまで、少し時間が掛かるかもしれませんが、タップ感度はしっかり反応してくれるので、完全ワイヤレスを使ったことのある方は、違和感なく操作ができると思います。

 

メリット

使って分かる「Soundcore Liverty Air」

・軽量コンパクトサイズ
・コスパが抜群
・Bluetooth 5.0対応
・防水でスポーツにも使える
・遮音性が高い
機能 「Liberty Air」はBluetooth 5.0に対応し、その接続には安定感があります。ver5.0の接続範囲は理論値100mですが、壁5枚の直線15mまで安定接続を確認済み。軽量コンパクトで防水性能があり、持ち運びやスポーツでの使用にも適しています。
音質 隙間のできにくい「パッシブノイズキャンセリング」設計になっており、遮音性が高く、没入感に浸れるリスニング環境が作れます。クリアなサウンドと深みのある低音でチューニングで「POP、ROCK、R&B、EDM」などのジャンルに向いています。
コスト 低コストは「Liverty Air」の大きな魅力。同じアンカー製「Zolo Liberty+」(約1万5000円)は、価格からすると上位モデルとされますが、最新の機能性を考えると「LivertyAir」に優位性があります。それでいて価格は半額程というのは驚きです。

 

デメリット

購入前に確認したい「Soundcore Liverty Air」

・タッチパッドで音量調節できない
・片耳だけで聴けない
・連続再生時間

・周囲の音は聴こえづらい
機能 まず機能面で注意したいのは、タッチパッドでは音量調節ができないので、スマホで操作しないと音量が変えられないこと。またイヤホンは左右独立型ではないので、片耳だけのBluetooth接続は不可です。連続再生時間は、最大5時間となっていますが、音量を上げるとバッテリー消費は早くなります。
音質 カナル型のパッシブノイズキャンセリングは遮音性に優れる反面、周囲の音が聴こえづらくなるので、外音を少し聞きたいというユーザーにとっては、使い勝手が悪くなることも。

 

使用感&評価まとめ

メリット&デメリットに書けなかった使用感などの細かい部分についての評価をまとめます。

連続再生
メーカーの最大5時間の連続再生は、あくまで最低音量での再生です。音量を大きくすれば、バッテリー消費も増えるので注意!

もし通勤通学で使うなら、50%音量で2時間以上あれば十分です。仕事で長時間使う場合は、3時間以上は欲しいところ。

「Liverty Air」連続再生テスト

フル充電からの連続再生(音量50%)でバッテリー切れになるまで「3時間34分」

テストより大きな音量で聴くとしても、通勤通学なら何も問題ないレベルです。逆に、長時間の連続再生には少し不安が残りますが、毎日4時間以上は使うという場合には、有線イヤホンがおすすめです。

ちなみにイヤホン本体のバッテリーが切れると、フル充電には約2時間が必要になります。

 

マグネット設計
イヤホン本体の下部に磁石が入っていて、充電ケースに戻すときにスッと落ちていく感覚があり、使い心地の良さを感じる反面、逆にイヤホンを取り出すときに、磁力のせいで若干取り出しづらさを感じたことも。

またケースのフタ前面と後面にも磁石が入っていますが、フタの開閉がスムーズ。こちらは使い心地がいいです。

 

サウンド設計
蜂の巣のような六角形格子構造の「グラフェン」(炭素素材)をドライバーに採用していて、精確な音の設計がされている印象です。音質は全体的にクリアなサウンドで幅広いジャンルに合いますが、高音域の抜け感には少し弱さを感じるので、ピアノ曲やクラシックには向かないと思います。

また意外と振動板の作りがしっかりしていること、深くぼやかした低音チューニングの聞きやすさが特徴的です。

 

マルチペアリングについて
使っているスマートフォンやタブレットの2つでペアリング登録をして、どちらも近くにあるとき、どちらのBluetooth接続が優先されるのか?

テストしてみると、最後に接続していたデバイスとの接続が優先されるという結果でした。接続を切り替えたいときには、ペアリングされた接続を一度切って、使いたいデバイスでBluetooth接続する必要があります。

ワイヤレスイヤホンを使っていると音が鳴っているデバイスに勝手に接続してほしいときがありますが、そういった再生音の探知接続ができる機能はありません。接続の切り替えは手間ですが、そこは我慢ですね。

 

まとめ
実際に「Liverty Air」を使ってみると、さらに進化してほしいと感じた点もありました。

ただ現時点で15,000円クラスのワイヤレスイヤホンと同等といってもいい性能。

何よりコストパフォーマンスは圧倒的です。

これまでAnker社は「Soundcore、Zolo Liberty、Sound Buds」など複数のブランド名を使っていて、分かりにくさ抜群でしたが、オーディオ・ブランド名を「Soundcore」に統一することが先日発表がされています。ブランド戦略通り、この「Liverty Air」を使ったユーザーには「手頃で高品質」=「Soundcore」のイメージが作られると思います。

もし同じAnker製の「Zolo Liberty+」と悩むなら「Liverty Air」がコスト、機能でも優れているのでオススメです。

 

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