こんにちは、マグ(MAG)です。
いまリビングに置いている「エバーフレッシュ」に 5 年前から種ができるようになっており、せっかくなので種からも育てることに。
1度失敗しましたが、すでに発芽から 4 年。
順調に育っています。
大きい子はもう樹高で 170 センチを超えています。
それでは今回は、エバーフレッシュを種から育てる方法を紹介します。
目次(ページコンテンツ)
エバーフレッシュ|種からの育て方
エバーフレッシュは、マメ科の植物。ネムノキの仲間。
まずは、どういう流れでエバーフレッシュの種ができるのかチェック!
種ができるまで
エバーフレッシュの種が全然できないと悩む方もいるようですが、樹齢が若いと種はできません。
樹齢が 8 年~ 10 年くらいなると、そろそろ結実(種)ができる状態です。
うちの親木(画像)は、樹齢が 15 年くらいで、高さは 2 メートル 30 センチくらい。
天井についてしまうので、春になって伸びそうなところはスパッと剪定しちゃってます。
何もせずに室内に置いてるだけでも結実したこともありますが、少し手を貸して受粉をすると、いくらか種ができやすいと感じています。
開花した状態
花が開花したこのタイミングで、あっちこっちの花に綿棒を使ってポンポンっと優しく受粉。
数が少ないと確率は低くなってしまう気がするので、できるだけ多くの花にしています。でも人口受粉は意味がないという情報もあり、この方法で絶対に種ができるとは言えません。それでも毎年 10 個くらいは安定して種ができています。
種がほしいって方がいたら「お問い合わせ」から連絡ください。
たまにメルカリに出品してますが、珍しいようで、すぐ売れちゃうんですよね。
受粉作業が面倒なときは、花が咲いたタイミングで風の当たる室外に置くようにしてます。
外ならポリネーターのハチが手伝ってくれるかも
受粉がうまくいくと、花が咲いていた中心から「種鞘」ができます。
これがエバーフレッシュの種です。
まっすぐなサヤや、丸まっているサヤも。
成長すると綺麗な茜色に。熟すと種が落ちそうなくらいサヤが割れてくるので、このタイミングでサヤごと切り取ります。落種ギリギリのタイミングは、種と鞘が糸で繋がって宙ぶらりんの状態になります。
種まきのタイミング
エバーフレッシュの場合は、種鞘が割れて種が下に落ち、条件が整っていれば発芽します。通常なら春(3月下旬から6月)が種蒔きのベストなタイミングです。
とはいえ、室内置きだと花が咲く時期も不安定になり、種蒔きのタイミングに迷うこともあるので、これまで実践した方法を紹介します。
室内(通年OK)
種がしわしわに乾燥していても、季節関係なくて、水を含ませた「綿、リードシート」などを使って、十分に水分を吸わせた状態のまま室温で発芽させます。ほとんど季節に関係なく発芽できるのがメリットですが、やや発芽率は落ち、時間も少し掛かります。 |
水分が乾かないように
発芽した状態、白いのが根っこ
肌寒くなってきた10月に2週間ほどで発芽。
ただ発芽まで4週以上も掛かった種もあるので、少し辛抱強く待ってみましょう。画像くらい成長していれば、そろそろ土に植えても大丈夫です。植えても小さい子は寒さが苦手なので、室内で見守るようにしてください。
屋外(春夏)
種を収穫してすぐにプランターなどに種を植える方法。種が新鮮なときに水分を含ませ、発芽スイッチを入れ、屋外のベランダなど風通しのいい半日蔭に置きます。最も発芽率も高くて、成長が早いです。適した季節は春から晩夏になります。 |
4月に摘み、そのまま蒔いた種
早い子だと1週間ほどで発芽しますが、遅い子はもう少し遅いです。
土壌は、ホームセンターなどにある「花・木用、観葉植物用の土」を使います。
ポイントは、「あまり種を深く埋めすぎない」「乾燥に注意すること」「肥料」です。上の画像は、わざと土を除けて撮影していますが、頭に土が掛かるくらいで発芽しています。
最初はたくさん水をあげて、発芽スイッチを入れ、そこからは土の表面が乾燥してきたら水を与えるようにします。種が動いてしまうのが心配なときは、鉢の下にバケツを置き、下(土)から水を吸わせる方法でもOK!
肥料は、春~夏の季節に暖効性肥料を挙げると成長が早くなり、茎も立派になります。
発芽から成長期
エバーフレッシュは発芽が始まれば、すくすく育ちます。
夏の直射日光は避ける
今回は、それほど長く日が当たらない場所「半日蔭のベランダ」に置きました。室内でも、2 ~ 3 時間くらいやわらかい日差し(レースカーテン越し)が入る場所に置くと、徒長せずに育ちます。
夏はめちゃくちゃ暑いので、直射日光に当てるのはやめておきましょう。
今回の発芽率は高く、8割程。
発芽から4~5日目
発芽から1週~2週目
5本くらい育てばいいな~と簡単に考えてましたが、ほかのプランターにも蒔いてしまって全部で18本…このままだとネムの密林になりそうです。
種蒔きは小分けにするのが普通なので、わたしのように同じプランターに蒔きすぎないように。
発芽から3週~4週目
エバーフレッシュは、丈夫で初心者でも育てやすいのが魅力です。室内置きしている方が多いと思いますが、ときどき屋外に出して風を当ててあげると、やっぱり元気に育ちます。こんなに小さくても、夕方~夜になると葉を閉じてネムるのが可愛いです。
この頃、防虫対策をせずに屋外に置いていたので、全部に虫がついてしまいました!気が付いたタイミングは早かったほうですが、4本はダメになりました。エバーフレッシュは、それほど虫はつきやすくないですが、新芽は葉がとても柔らかくて、たまに虫さんがきます。
いつもより葉が元気なく下がったり、葉色が変わったりしたら、小さな虫がいるか注意して見てみましょう。
もし虫がいたら植物用の殺虫剤をかけて対処します。
屋外に置くときは、日頃から霧吹きで「葉水(葉の表面を洗い流すこと)」したほうがいいかも?
わたしはやってませんw
まとめ
以上!「エバーフレッシュ・種からの育て方」でした。
親木は、購入したときで樹高1.8m(現在2.3m)で、室内に置いていると冬でも花が咲くほど元気です。
種を取らないときは、花が咲くと掃除が大変です。
花が咲く前に摘んでおくと掃除が楽に済みます。
わたしは2年に1度は木を休ませるため、冬は外に置き、葉をすべて落葉させています。地域にもよりますが、ある程度成長したエバーフレッシュなら越冬(東京)できちゃいます。
春になると一気に芽吹く姿も素敵ですよ
種蒔きから1年後
一番元気な子だと 40 ~ 50 センチくらいに!
全部で18本あったエバも、虫で18→14、冬でも大丈夫かな実験で14→8、友人に贈ったりで残りは 4 本。
大切に育てます。
ではまた!