2020年4月24日に、iPhone SE2 が発売されましたが、2025年11月時点だと情報が少なくなってきてワイヤレス充電について知らないってユーザーが意外と増えています。
・そもそもSE2はワイヤレス充電できるのか?
・どんなワイヤレス充電器なら使えるのか?
・MagSafeは使えるのか?
このあたりが分かりづらくて、「よく分からないから有線だけで使っている」という人も多いです。
この記事では、iPhone SE2でワイヤレス充電を使うための条件を整理しつつ、相性の良いワイヤレス充電器を「使い方別」に紹介していきます。
まずは結論だけ知りたい人向けに、サクっと短くまとめます。
【結論だけ知りたい人】
| ・iPhone SE2 はワイヤレス充電できる ・Qi(チー)規格に対応 ・最大 7.5 W が上限 ・Qi 対応で出力 7.5 W の充電器を選べばOK ・MagSafe には非対応 ・有線ケーブルのほうが充電時間は早い |
用途別 / おすすめワイヤレス充電器
・1台だけなら……「パッドタイプのシンプル充電」
・家族や複数デバイスをまとめるなら……「2台同時に充電できるパッドタイプ」
・外出先でもワイヤレス充電したいなら……「モバイルバッテリー&ワイヤレス型」
用途を考えつつ選んでいくと、失敗しにくいです。
では、ここから iPhone SE2 のワイヤレス充電機能について、さらに深堀りしていきます!
目次(ページコンテンツ)
iPhone SE2(2020)|ワイヤレス充電する方法
iPhone SE2 は、ワイヤレス充電(置くだけ充電)に対応しています。ただ充電器なら何でも使えるというわけではありません。充電するための条件があるので、まずはiPhoneSE2の充電スペックをチェックしていきます。
充電スペック
iPhone SE2 の充電関連のスペック
| 充電スペック | |
| バッテリー容量 | 1,821mAh |
| バッテリー種類 | リチウムイオン |
| 充電規格 | パワーデリバリー |
| 対応出力 | 最大18ワット(W) |
| ワイヤレス充電 | 対応 |
| ワイヤレス規格 | Qi |
| 対応出力 | 7.5ワット(W) |
| Magsafe | なし |
バッテリ容量は1,821mAh
充電規格はパワーデリバリー(PD)に対応していて、最大出力18Wで充電が可能です。この18Wの急速充電だと、30分で0→50%が復活するスピードになっています。
ワイヤレス充電にも対応しており、充電規格には「Qi(チー)」が採用されています。
Qi規格なら、「最大7.5W」のワイヤレス充電が可能です。
磁石のようにくっついてワイヤレス充電ができる Magsafe には対応していません。
ここまでがワイヤレス充電についての重要ポイントで、使う上で役立つ充電スペックになります。
ワイヤレス充電器に必要な条件
次に、iPhone SE2 のワイヤレス充電器に必須となる条件を確認していきます。
| 必須アイテム | 必須の条件 |
| 充電パッド | Qi規格、出力7.5W |
| 充電器(電源アダプタ) | 出力7.5W以上 |
まず充電パッドは「Qi規格(チー)」に対応して、「7.5W」の出力ができることが必須。
Qi 対応していないと過充電などのトラブルで iPhone が壊れてしまうリスクもあります。 Qi 規格に対応していれば、iPhone だけでなく、Android 機種にも使えて、違うスマホを使っている家族と使い回すこともできます。
この7.5Wのワイヤレス充電が SE2の最速スピードになります。5Wになると充電スピードが大幅に遅くなるので注意。
電源アダプタは、パッドに繋げるため「出力7.5W以上」が必須となります。
充電パッドと電源アダプタがセットになって販売されているものもあるので、その場合は「QI対応/7.5W」と表記されているものを選ぶと間違いありません。またパッドによっては、出力「5W / 7.5W / 10W」の 3 種類の出力に対応している充電器もありますし、なかには「5W / 7.5W」にしか対応していないことあります。
Android 機種などは、対応出力が「7.5Wや10W(ワット)」モデルが多いため、使いたい環境に合わせて「7.5W / 10W」にするのも選択肢です。
iPhone SE2 だけに使うなら「7.5W」
Android 機種にも使うなら「7.5W / 10W」
使う環境をイメージして、必要なワット数を重ねてみてください。
MagSafe非対応|Qiワイヤレスとの違い
ここ数年のiPhoneは「MagSafe(マグセーフ)」という言葉もよく出てくるので、SE2のユーザーは「自分の機種でもMagSafeが使えるの?」と迷いやすいポイントです。
結論から言うと、iPhone SE2はMagSafeには対応していません。
MagSafeは、iPhone 12以降のモデルで採用された「強力な磁石でピタッと位置合わせできるワイヤレス充電システム」で、最大15Wでのワイヤレス急速充電に対応します。
一方、iPhone SE2が対応しているのは、従来からある「Qi(チー)規格」のワイヤレス充電です。Qi対応の充電器に置けば、最大7.5Wでワイヤレス充電ができます。
MagSafeアクセサリの中には、Qiとしても動作するものがありますが
・磁石でくっつかない
・新しい iPhone のように15W高速充電にはならない
例えば、この記事でも紹介している「Anker 633 Magnetic Battery」のようなMagSafe対応アクセサリも、SE2で使う場合は「マグリングを裏面に貼る」「Qi充電として使う」といった工夫が必要になります。
そのため、iPhone SE2でワイヤレス充電を快適に使うなら、
・基本は「Qi対応」「7.5W以上」のワイヤレス充電器を選ぶ
・MagSafeは“おまけ機能”くらいの感覚にとどめておく
ここを押さえていれば、完璧です。
充電方法
これまでの条件をクリアするワイヤレス充電器を準備すれば、あとはコンセントに挿すだけで、ワイヤレス充電の環境は出来上がりです。
ただ充電器は、たくさんのメーカーから発売されており、使えない粗悪品も混じってたりもするので、使えるおすすめワイヤレス充電器も合わせて紹介していきます!
iPhone SE2(第二世代)|おすすめワイヤレス充電器
メーカー&価格情報まとめ
| メーカー | 価格 | |
| 1 | ANKER | 1,790円 |
| 2 | NANAMI | 1,240円 |
| 3 | ANKER | 1,180円 |
| 4 | ANKER | 5,990円 |
| 5 | エレコム | 1,990円 |
| 6 | ANKER | 3,980円 |
| 7 | アイリスオーヤマ | 3,789円 |
| 8 | ANKER | 5,990円 |
| 9 | NANAMI | 3,390円 |
| 10 | Belkin | 3,044円 |
*価格は2025.11.25時点/Amazon
1. Anker
PowerWave 10 Stand
・最大10W出力 ・縦置き横置き関係なし ・スタンドタイプ |
iPhone SE2 を立たせて置けるスタンドタイプのワイヤレス充電器
小さくスタイリッシュで飽きのこないデザインで、どこの場所でも雰囲気を壊さないのが特徴。iPhone SE 2 以外にも Android 機種に最大10W出力が可能です。
選べるカラーは、ブラックとホワイト。コスパも良く、隙のないワイヤレス充電器です。
2. NANAMI
U6 ホワイト
・18 か月の品質保証 ・対応出力は 4 パターン ・フラットタイプ |
NANAMI 製フラットタイプのワイヤレス充電器です
本体がフラットタイプになっており、さっと置くだけで充電ができる。
対応出力が豊富で「5W / 7.5 W / 10W / 15W 」の 4 つの出力に対応しています。5 mm 以下のケースならそのまま充電が可能です。
選べるカラーは、ホワイトとブラックの 2 色。
人気が高くアマゾンでの評価数も 2 万件を超えています
3. Anker
PowerWave 10 Pad
・コスパが抜群! ・置きやすいフラットデザイン ・最大10W出力に対応 |
すでにアマゾンでロングセールの実績のある「Anker」のワイヤレス充電器
最大10W出力に対応し、約1,500円で手に入るコスパの良さが魅力。
置き場所が悪くて充電されてなかったときでも、LEDライトで充電の状況を教えてくれたり、ゴム素材による滑り落ちの防止など、ユーザーにやさしい設計になっています。ただし。コンセントに差す AC アダプタは別売りです。
使いやすさとコストを考えたときの第一候補としておすすめ
4. Anker
Anker MagGo Power Bank
・モバイルバッテリー式 ・USB-C ポート搭載 ・ワイヤレス最大15W出力 |
Qi 2 対応のワイヤレス充電とモバイルバッテリーの機能を合わせた高機能モデル
家と外出の日常的に使える機能をプラスしているのは、ガジェット好きとしてはワクワクする部分です。
モバイルバッテリーとしても持ち運びができ、直接ケーブルを繋いでの充電(USB-C で最大 30 W )と、ワイヤレス充電(15 W 充電*Qi2)に対応。
2回フル充電できる容量「10,000 mAh 」
ただし、iPhone SE2 は マグセーフ 未対応のため、マグリングを裏側に付けないと磁力ではくっつきません。
デメリットは、多機能のため価格が高いことです。
5. エレコム
EC-QS10BK
・最大10W出力 ・見やすいスタンドタイプ ・Qi認証+USB-Cケーブル付属で安心 |
iPhone SE2 を立てかけたまま、通知チェックや動画視聴をしながら充電したい人向けのスタンド型ワイヤレス充電器です。
Qi対応で iPhone を7.5W を高速充電、Galaxyなどの10W充電にも対応しています。
スタンドには複数のコイルが入っていて、縦向き・横向きどちらで置いても充電位置がズレにくいのがポイント。台座部分に重りが入っているタイプを選べば、スマホを触ってもグラつきにくく、安定感があります。
国産メーカーで入手しやすいスタンドです。
6. Anker
PowerWave 10 Dual Pad
・2台同時に充電できる ・電源アダプタのセット ・最大出力10W |
2台同時に充電ができるAnker製のワイヤレス充電器
対応出力は「5W/7.5W/10W」の3つのパターンがあって、iPhone SE2 以外のスマホ機種にも充電可能です。また Qi 対応のイヤホンケース、スマートウォッチにも充電ができます。
厚さ5mm以下のケースならそのまま置ける充電範囲の広さも大きな特徴。電源アダプタがセットになっているため、その意味ではコストに優れるモデル。
複数のデバイスを充電したいユーザーにおすすめ!
7. アイリスオーヤマ
LDL-QLDL-B
・デスクライトタイプ ・明るさ調節モード付き ・最大8W出力 |
アイリスオーヤマのLEDデスクライト「LDL-QLDL」
Qi規格のワイヤレス充電に対応したデスクライトで、最大8Wの充電が可能。机やテーブルの上で使うことで、手元の照明として使ったり、ワイヤレス充電器としても使うことができます。
3色を無段階で明るさ調節でき、ヘッドやライトアームは、上下に130℃の範囲で動かすことができる設計です
またワイヤレス充電とは別にUSB充電ポートも付いていて、スマートウォッチやイヤホンなどの小物ガジェット充電にも便利。
充電器とデスクライトを探している方にはおすすめ!
8. Anker
PowerWave+ 3-in-1 Stand with Watch Holder
・3台同時に充電できる ・最大出力は15W ・Qi対応モデル |
iPhone SE2 と Apple Watch とワイヤレスイヤホンなど3台同時に充電できる
最大出力は 15 Wになっていて、Qi 規格に対応。Android など幅広いデバイスと互換性があります。
Apple Watch の充電には、Apple Watch 磁器充電ケーブル(1m)を、本体底面に取り付ける必要があります。またアップルウォッチに保護ケースを付けていると充電ができないので、そこだけは注意!
Apple Watch を持っているユーザーにオススメです
9. NANAMI
M220
・最大出力は10W ・Qi規格に対応 ・人気スタンドの2個セット |
立て掛けたままメール確認ができるスタンド式の充電器
最大出力は 10W ですが、iPhone SE 2 に適応となる出力 7.5W にも対応しています。Qi 搭載端末であり、Androidなど幅広い端末に使うことが可能です。
アダプタは別売りですが、2 個セットのほうが価格もお得なので、コスパが良いです。
2個セットがほしい人におすすめ
10. Belkin
WIA001dqBK
・電源アダプタとケーブル付属 ・Qi認証の充電パッド ・AirPods も置くだけ充電OK |
iPhoneシリーズは最大7.5W、Galaxyなど一部Androidは最大9Wでのワイヤレス充電が可能で、AirPods/AirPods ProなどQi対応イヤホンケースもそのまま置くだけで充電できます。
カリフォルニア生まれの「Belkin」は、アップル公式ストアでも販売されているブランド。西海岸らしいポップなデザインと品質の高さから、多くのアップルユーザーに支持されています。
以前は5,000円~7,000円台と高価なガジェットメーカーでしたが、手にしやすい製品が増えてきました。
機能+デザインにもこだわりたい方にオススメです。
まとめ
以上、iPhone SE2 におすすめのワイヤレス充電器でした!
ひとくちにワイヤレス充電器といっても、充電するもの、スピーカー、デスクライトなど機能性を拡張したガジェットなどがあります。使う環境、ほしい機能、予算などを踏まえて選んでみてください!
























