こんにちは!マグ(MAG)です。
Bluetooth がない機器に付けると、ワイヤレス通信機能が追加できるトランスミッター。カーオディオやアナログ機器にも使えたりと、かなり人気のガジェットです。
トランスミッターって何?という方のため、さくっとイメージ解説すると
Bluetooth 機能がないテレビから、ワイヤレスで音を聴くことはできませんよね?
そこでテレビに Bluetooth の中継器を付けて、送信も受信もしちゃおう!というのが「トランスミッター(送信)&レシーバー(受信)」になります。
その反対も
今回は、そんな人気トランスミッターの中から「TaoTronics / TT-BA09」を選んで購入したので、使えるカジェットなのか?詳しくレビューしていきます!
Taotronics TT-BA09|製品レビュー
TT-BA09 は、2019 年に発売したモデルですが、Amazon でも1500以上のレビューがされています。
パッケージ&外観 |
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TT-BA09 のパッケージ内容と外観!
パッケージ
さらりとした紙質で、どこか清涼感のあるパッケージ
同梱品 |
・本体 ・充電ケーブル ・ミニジャック(3.5mm)ケーブル ・ステレオ音声端子ケーブル ・光デジタルケーブル ・取扱説明書 |
同梱されているケーブルは多いですが、全部使うってことはなさそうです。世界展開をしているメーカーなので説明書は、6か国語のパターン印刷ですが、ちゃんと日本語に対応しています。
外観
本体はシックなブラック。電源ボタンのあるトップは艶消しですが、サイドは鏡面になっています。
右側に送受信の切り替えスイッチ。後側に音声ジャックと Micro USB ポートが配置されています。
重さは 39 グラム。サイズは、約 2 センチ × 6 センチです。他のメーカーと比べると、そこまで小さいという感じではないですが、それでも手のひらサイズになっています。
カードサイズで比較しても、それほど大きくは感じません。
特徴 |
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TT-BA09 の魅力となるポイントは?
ノイズが少ない
TT-BA09 は、トランスミッター&レシーバーとしては、珍しく光デジタル端子を搭載しています。
この光デジタル端子は、通常のイヤホンジャックなどで使われるピンケーブルよりも、音声信号を伝えるときの劣化が少ないという特長を持っているため、ノイズが少ないというのが魅力です。
付属されているコネクタは、よく据え置きのオーディオ機器、テレビなどでもよく使われている角形端子で、トランスミッターでの聴く環境をさらに高めてくれます。
コスパが良い
他社のトランスミッターの価格と比較をしてみると、そこまで安くないと感じるかもしれませんが、ほかのトランスミッターは、光デジタル端子がなく、低遅延の aptx Low Latency(aptx LL)にも対応してないため安くなっています、
TT-BA09 と標準的モデルとの価格差は、+500 円程になっており、aptx LL のライセンス料を払って、光デジタル端子やケーブルまで付属されるとなると、そのコスパは抜群といえます。
評価 |
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使ってみて分かったことを解説
使用感
今回は、テレビ(TX)、カーオディオ(RX)にも使ってみましたが、機能に問題があったところはなかったです。どちらのモードでも接続を確認しています。ワイヤレスヘッドホンへの2台同時送信もOK!
基本的操作
- モード選択(スイッチ切替)
- ケーブルを接続
- 電源ボタン(3秒)で電源ON
- 電源ボタン(2回押し)でペアリング開始
- イヤホン取り出して接続完了
このほかも簡単な操作なので、あまり苦労はしないと思いますが、受信モード(RX)だとスマホの Bluetooth 設定が必要です。
本体のサイズ感は、程よい感じ。
これより小さい小型トランスミッターだと車で動いてしまうことがあったので、サイズのぶん置いたときの安定さが確保されている印象です。
バッテリー性能
1回のフル充電は約2時間。1回の充電で約15時間の再生できます。15時間もあると1日中フルで使えますし、他メーカーと比べてもバッテリー性能は高いです。もし近くにUSBポートがあるなら、ずっと繋げっぱなしにもできるので、バッテリーを気にすることも無くなります。
音質と低遅延
光デジタル端子を使えば、ノイズが軽減されますし、それだけでも良いリスニング環境を作ることができます。では、めちゃくちゃ高音質か?といわれれば、他の製品と比べて大きな差はないと感じました。
AUX ~ ステレオ音声の接続
モード | 対応コーデック |
送信(TX) | aptX、aptX LL, SBC、Faststream |
受信(RX) | SBC |
また TT-BA09 は、送信時に aptX LL という低遅延コーデックに対応しています。ただ、それを受信するワイヤレスイヤホンなども同じコーデックに対応していないと使えません。最近のイヤホンなどは、aptX に対応している製品が多いので、aptX LL 未対応の場合は aptX に自動接続されます。
ちなみに、aptX と aptX LL の遅延差は 0.04 秒なので、ほぼ違いを感じることはありません。
コーデック | 音質 | 遅延 |
SBC | ☆☆ | 0.27 秒 |
AAC | ☆☆☆ | 0.15 秒 |
aptX | ☆☆☆ | 0.08 秒 |
aptX-LL | ☆☆☆ | 0.04 秒 |
aptX-HD | ☆☆☆☆ | 0.13 秒 |
aptX Adaptive | ☆☆☆☆ | 0.08 秒 |
LDAC | ☆☆☆☆☆ | 1秒 |
映画やドラマを見るぐらいなら、SBC でも酷いズレはないレベルです
評価
スペック内容を見るとコスパに優れていることは間違いないですが、そもそも光デジタル端子のない機器(テレビ、オーディオ機器)を使っていたり、ノイズや低遅延を「そこまで気にしないかな」ってユーザーには、そこまで響かないのかもしれません。
反対に、aptX LL 対応や、光デジタルケーブルを使ってリスニング環境を良くしたいと思うユーザーにとっては、申し分のないトランスミッターになります。その意味では、標準モデルよりも、使う人を選ぶガジェットだといえます。
こんなユーザーには向かない ・とにかくコストを抑えたい ・超小型トランスミッターがほしい ・音質や遅延はそこそこでいい |
こんなユーザーに向いている ・光デジタル端子を使いたい ・低遅延トランスミッターがほしい ・ノイズを消したい |
まとめ |
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以上!TaoTronics TT-BA09 の製品レビューでした!
ほかのトランスミッターもレビューしていますが
今はこの TaoTronics をメイン機として使っています。光デジタルの接続ができるなら、こちらが優秀です。
ではまた!